夜明けの曳航

銀行総合職一期生、外交官配偶者等を経て大学の法学教員(ニューヨーク州弁護士でもある)に。古都の暮らしをエンジョイ中。

河野くん、がんばって

2007年03月19日 | profession
テレビに友達の顔が映っていてびっくりした。「あれ、河野くんだ!」
宮崎県副知事になった河野俊嗣氏は私の学生時代の樋口陽一先生のゼミのときの同級生だ。
その後、ハーヴァードロースクールに留学した際も、自治省から派遣留学していた彼と一緒になり、1年先に来ていた彼と奥さんにいろいろお世話になった。
優秀なことはもちろん、性格もすごく良い人で、今でもお付き合いさせていただいている。これまでもいろいろな自治体に出向されていた。
きっと理論面、調整面で知事を的確にサポートしてくれるだろう。

当時の樋口ゼミ出身者は極めて優秀な人が多く(というのも、樋口先生が司法試験委員になった直後に募集があったからものすごくcompetitiveだった。憲法第1部・第2部(ちなみに第一部は芦部先生の最終講義だった)の成績でゼミ生を選んだとのことだが、第二部担当の日比野勤(私はトーマス・マンの小説からHerr Tage Werkと密かに呼んでいた)先生の採点がすごく辛かったのだ。自慢でない証拠に私は一回不可になり、過年度試験でやっと優をいただいたことを白状しておく)、在外邦人選挙権違憲判決を勝ち取って新聞にも写真が出た古田弁護士、このブログにも書いたが、学生を最高裁見学に連れて行ったとき、わざわざ休暇をとって学生に講演してくれた最高裁調査官など、私は足元にも及ばないけど、そうした友達の存在はものすごく励みになる。樋口先生ご自身も折に触れて達筆のおはがきをくださり、宝物にしている。
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