音の絵本「AN」ブログ

猫のANはピアニスト。母であり、先生でもある。
ANのスト-リ-を自由に描いていく。

            

うっかり・・・

2010年03月03日 | 子どもとともに
「うっかり・・・


って、よくありますよね。


この、「うっかり」っていうのが
ずいぶん、厄介ものだと
最近、よく思います

ホ-ムワ-クにしているドリルを採点していると
この「うっかり」によく出会います。


問題の途中、1問だけやっていない とか

途中までやってあって、残り数問を残し
次のペ-ジの問題をやってある とか

質問とまったく違う答えが書いてある とか・・・

こういった問題を
注意をうながして、改めて解かせてみると
易とも簡単に解いている。

わからなくて書かなかったのではなく
「うっかり」なのだ。


最後まで気持ちを入れてやる。
最後を見届ける。

この集中力・注意力が欠けてしまうらしい


そして、こういったミスをする子どもたちは

「今度は気をつけようね!」と言って

「は~い」と答えても

また、必ず同じをミスをする。


そして、何度注意しても
何年たっても、直らないのである。

非常に厄介である

たぶん、学校の宿題やテストでも
同じことをしているであろう。
ちゃんと問題を解く能力を持っているのに
なんとも、もったいない話である。

なんとかしてあげたいと
私も試行錯誤である

まず、本人がいつもそういったミスをしていることを知ることが必要
そういったミスはしたくない!という気持ちが必要

これらがあれば、最後に見直しをするなどの行動が現れ
幾分かはミスが減るのだと思うのだが

この「気持ち」という部分は
なかなか変化を起こすのは大変である。



この現象は
ミスすることの慣れ
注意される・叱られることの慣れ
からきていると思われる。


心の中のどこかで、
違っていても後で直せばいいや!と思っている。


この「慣れ」を溶いていくのが
非常に難しい


絶対音感のトレ-ニングでもそうだが
ミスを治療するよりも予防する方が大事である。
そして、予防することのほうがとても楽なのだ。

書いて表す答えは
間違ったら消して書き直せばいい。

だけど、音楽はそういうわけにはいかないのだ。
汚い音を出してしっまたからといって
消しゴムで消すわけにはいかない。
書き直すこともできない。

だからこそ
ハイレベルな集中力と注意力が必要である。

学習面だけでなく
人間関係においても同じくいえる事がたくさんある。

人に対して
軽はずみに言ってしまったことで
その人が傷ついたとき
「あんなこと言わなければよかった」と後悔しても
その言葉を消しゴムで消すことはできないのである。

言葉や音楽は
人の心に届いた瞬間消すことはできない。

人の心に届くものだからこそ素晴らしい。
だが、それだけに一音一音に
責任をもたなければならないことだと思う。


このことをヒシヒシと感じている私は、子どもたちに

時には、
「間違えても大丈夫だよ!またチャレンジすればいいんだよ!
失敗しながら上手になるんだよ」

と励ましもするが

「失敗しないようにやって」ともいう。

バランスが大事だと思うんです

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。