音の絵本「AN」ブログ

猫のANはピアニスト。母であり、先生でもある。
ANのスト-リ-を自由に描いていく。

            

2016年7月 今月の人

2016年07月08日 | 今月の人
今月の人・・・・Sちゃん

Sちゃんは今年小学1年生になった。

Sちゃんの話の中によく「心」という言葉が出てくる。

年少さんの時の音楽祭での作文の中にも「心が幸せになったらうれしい」と言っていた。

あの頃から、何度となく「心があったかくなる」とか「心がうれしい」とか
「心がやさしい」とか口にする。

実際、「心」は形としては見えないし、どこにあるのかも子供達にはわからないことが多い。

それでも、Sちゃんが「心」と言葉にするとき、ちゃんと的を得た会話をしている。

「こんなに小さいのにすごいな」といつも思う。

きっと日常的にお母さんや家族とそういう会話をしているのだと思う。

演奏も、この「心」と同じく「音」は形としては目に見えない。

でも、私はよく「音を見て!」という。

私には「音」が形で見える。

1音1音がどのような形をしていて、どのように広がって、
どのように落ちていくのか、音楽の流れが曲線で見える。

1音の隅々までよく聴く。

そして感じるのである。

ここでいう「感じる」というのは、熱いものを触って「熱い」とか、
冷たいものを触って「冷たい」という触感とは違う。

「想像」してまるで触感で得たかのような受取である。

「ドレミ」という音の名前、鍵盤の位置、「ドレミ」の順番、ここにしか意識が向かない人は、
なかなか心を打つような演奏にならない。

間違えずに素都なく弾くが、どこか味気ない。

このことは人とのコミュニケ-ションも同じだと思う。

「気持ち」は形では見えにくい。

だからこそ相手の心を想像して思いやることが大切なんだと思う。

算数の応用問題を解くとき、いくら、公式を知っていても想像力がないと解けない。

研究するとき、「もし、こうだったら・・・?」と仮説を立てるのも想像力である。

何をするにも想像力が大切である。

ドリルを山ほど解いて計算力が強いことも、英語の本がスラスラ読めることも良いと思うが、
それだけにならないように、想像力を養える導きをしたいと思っている。
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