乙女高原ファンクラブ活動ブログ

「乙女高原の自然を次の世代に!」を合言葉に2001年から活動を始めた乙女高原ファンクラブの,2011年秋からの活動記録。

今年初めてのスミレ観察会

2012年05月13日 | 観察会
遊歩道づくりの午後はスミレ観察会でした。
去年も3回のスミレ観察会を行いましたが,今年も今日を皮切りに2週間に1回の割合でやっていきます。
講師は「スミレ・フィールドガイド」編集代表の依田さんです。

乙女高原ではなんと18種類(変種も含め)ものスミレが見つかっており
「こりゃあ生物多様性を実感するのに最適な教材だ!」と
スミレのフィールドガイドを作ったり,スミレ観察会をしたりしています。

今年もあと2回の観察会があります。楽しみにしていてください。


スミレ・フィールドガイド編集代表,スミレ観察会常任講師の依田さんです。


まず森の中でエイザンスミレを見つけました。


富士山がよく見えるポイントで,スミレを捜しました。ここは乙女高原で春一番にたくさんのスミレが見られるポイントです。


花の時期には葉がまだ出ていないアケボノスミレ


スミレの花やほかの草の芽を踏まないように注意しながら観察します。


少し車で移動して,焼山峠に近いところでさらに観察。シロバナヒナスミレを発見。


ここでは,たくさんのミヤマスミレも見られますが,まだ時期的に少し早かったようです。


おわりの会。次回もまた参加してくださいね。
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13回(13年)目の遊歩道づくり

2012年05月13日 | 遊歩道作り

5月13日,今回で13回目(13年目)となる「遊歩道づくり」を行いました。
遊歩道の両側に杭を打ち,ロープを張って,「このなかには入らないでください」とする作業です。

乙女高原は標高1700m。冬が長く,夏が短いここでは,草花が成長するのに長い時間が必要です。しかも,草花たちは太陽の光をめぐって背を高くする競争をしなければなりません。そんなことから,ここの植物たちは人の踏みつけにめっぽう弱いのです。乙女高原の草花たちと末永くつきあうために,この作業を毎年やっています。


準備万端です。


はじめの会にて,”師匠”武井さんからロープの巻き戻し方を教わりました。


遊歩道の3つのコースに分かれて,さあ,ロープ張り開始です。


ロープは杭に「とっくり結び」でくくり付けます。


あらら,ロープがからまってしまいました。


ロープを張ると,こんな感じになります。


今年も多くの方が参加してくださったので(なんと80人!),あっという間に作業は終わりました。


このロープに草花を説明するカードをくくり付け,乙女高原にいらっしゃった方が活用できるようにしています。
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