乙女高原フィールドノート

山梨県の北部,秩父山塊のふところにある小さな高原「乙女高原」(山梨市)での自然観察記。

エイザンスミレ×ミヤマスミレ

2017年05月14日 | 人と自然

スミレ観察会のひとこま。

どうもミヤマスミレにしては花が巨大だし、葉っぱも巨大で、切れ込み方も違うなあと思っていたら、

詳しい方が教えてくれました。フギレミヤマスミレ。エイザンスミレとミヤマスミレとの「あいのこ=雑種=ハイブリット」だそうです。

個人的には、スミレのポリネーター(花粉を運ぶ請負人)であるビロードツリアブはスミレの種類にこだわらず、手近な花から花へと飛び回るので、隣り合って別のスミレが咲いているような場所では、別種のスミレの花粉が運ばれやすく、あいのこも生まれやすいのではないかと考えています。

乙女高原ではミヤマスミレとタチツボスミレが混在していたり、ヒナスミレのすぐ近くにアカネスミレが咲いていたり・・・と、あいのこが生まれる可能性が大きいかもしれません。

 

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スミレの実

2017年05月14日 | 植物(草)

どうもスミレ観察会というと、「いかに多くの種類のスミレを見るか」に興味が集中してしまうような気がします。

もっとスミレの生活の様子や、スミレと他の生き物たちとのつながりを観察したいなと思います。

これ、ふもとで見つけたタチツボスミレの若い実です。この中で、どんな種が熟し、どのように散らばっていくのか、楽しみです。

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若いトウモロコシ?

2017年05月14日 | 植物(木)

これを見つけたときには、思わず「あーっ」と叫んでしまいました。

茹でで、このまま食べる、小さな若いトウモロコシのように見えますが、トチノキの蕾です。

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