僕の勤める会社からほど近い場所に、古くから三ヶ島製作所はあります。
BMX用の名作ペダルも多々リリースしていたのは知っていたのですが、何故か今まで一度も使ったことがありませんでした。
グラスファイバーのペダルの方が軽く、足にヒットしてしまった時の衝撃も格段に軽減できるのは重々存じていますが、やはり予てからの持病?笑
光り物への執着心がそれ以上に強く「ペダル=光り物=アルミ」という固定観念は今もなおぶれることはありません。
グラスファイバー製を使ったのは、憶えている限りでは‥
ファーストバイクにコンプリートで付いていたMONGOOSE、KHEのファクトリーライダーだった時代に頂いたもの、男気時代にフレームの軽量化に伴いパーツも軽くしないとフレームが持たない、との忠告を受けた時につけたODYSSEY?だったかのクリアーのもの、ちょうどその時期は各社足並み揃えてクリアーのタイプをリリースし、それがシーンを蔓延っており不本意ながら流れに乗っかる形となりました。
その後も、グラスファイバーの上にメッキをコートしたタイプなどあり、そのビジュアルにときめき即座に買いましたが、半年ほどでメッキは剥がれ黄ばんだ素地が露わになり、それはそれは見るに絶えない有様となってしまいました。
安っぽいメッキならすぐに剥がれてしまう、そんなどこかの歌詞がその時こだましていたのを憶えています。
約30年前のBULLYのレストアも終盤に差し掛かっている今、あとはペダルとペグで完成、というところで僕は悩みました。
ペダル‥欲を言ってしまえばGTやFUSION、SHIMANOなんかも渋くて格好いいのですが、何といっても先立つは入手ルートです。
FUSIONの復刻版も出ましたが9/16だけで1/2は見当たりませんでした。
そんな時たまたま車で三ヶ島製作所の前を通りかかった時、ふと思ったのです。
そういえば、三ヶ島のグラファイトXって、今でもあるのかな?
かつて一世を風靡した名作だったけど‥
そんなこんなで調べた挙句、初めて手に入れた三ヶ島グラファイトは復刻版でグラファイトダブルXという代物でしたが、当時の雰囲気はばっちり。
きっといい雰囲気に仕上がるのではないでしょうか。
とりあえず身だしなみを整えるためにリフレクターは外しましょう。これ基本ですよね?
ワンピースクランクの1/2ねじに装着する感覚、実に懐かしいです。
これでいよいよBMXとして、マシンとして走り出せるようになりました。
あとはペグ、鉄製で小さめのものが理想‥あと少しでコンプリートですが焦らず妄想を楽しみながら進めましょう。