20INCHERS

RIDING LIFE

クローバー

2018-04-01 22:11:37 | Weblog












途に倒れて星を見る。




希望の星 




星に願いを




様々な気持ちを込め、いつも身に付けている星もこんな時ばかりは、決してそんな優しいものではない。




なんとかこの低迷した現状を打破したい。
躍起になるが故、無意識にスピードの向こう側へ投げ出されてしまったようだ。




忘れもしない3/23(金)、航空公園。
朝の誰もいない駐車場で蹲り、悶絶。




稀にあるクラッシュの二段階理論。




投げ出されたのはわかった。激しい衝撃も覚えている。
無意識なのがここから。




状況を客観的に見ることができれば一目瞭然なのだろうが、一瞬の出来事だがその衝撃の直後にもう一度あったショックの後だ、眼の前に星しか見えなかったのは。




数年前に三河安城で、龍二君とのセッションの際後頭部強打した時も、やはり連続する2度目の衝撃で見舞われたのを覚えている。




身体がバウンドし、その後に顔面なり頭なりを打っているのか?は、勝手な想像だが、今回古傷の肩にもとどめをさしたようだ。




敗北者の気分に味をしめ、腫れ上がる恥ずかしい顔で出勤。
無理矢理冷静を装い仕事に移ろうにも・・はい、まず腕が動かず着替えることができない。




さすがに大事を見て3日間は大人しくしていたが、やはりじっとしていられない残念な僕。




なんとかこなせるトリックはないか!?




はいはい無理




もうひとりの自分からの声も聞こえたが、なおさら悔しくなり朝晩それぞれ1時間程度の悪あがきをすること3日間。




乗り続ける以上、完治するなど更々思っていない。
ただ、こういう機会だ。前々から間接の噛み合わせに違和感があったことも含め、ネガティブに陥ること覚悟で病院へ行ってみた。

















・・なかなかの五体不満足感。
骨格におけるずれは、入院&手術しないと治らないとのこと。




外を見れば抜けるような青空に暖かな春の陽射し。
今航空公園に乗りに行けたら、どんなに調子がいいだろう。120%出しきれる気さえし、さすがに涙が出た。




そんな時、ふとテラスで見つけた四つ葉のクローバーならぬ、五つ葉のクローバー。
なんだか無性に勇気が湧いてきた。




自分はこんなところで終わってしまうのか?




挑戦を棄てることは、表現者としての死を意味する。
せめて、今やりかけているものだけでもケリをつけないことには、死んでも死にきれない!




好きな短歌




あらざらむ この世のほかの 思ひ出に
今ひとたびの 逢ふこともがな




思い出すなりもう一度精神統一し、向かった航空公園。
今こうして文を綴ることができるのも、再び痛みを忘れるようなライディングができたから。




乗れない傷みに比べれば、身体の痛みなど耐えられるはずだ。




まだ、やれる!!





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