20INCHERS

RIDING LIFE

バイクスでないと嫌なんです。

2019-03-11 21:55:31 | Weblog
















3/9,10
バイクス広島




広島での大会、バイクスへの他ならぬ思い。
遠き在りし日の夜、2人の広島出身のライダーが地元へ乗りに来てくれたことがあった。




その夜は当時最先端を行く気合いの入ったフラット仕様のマシン、初期型SHORTYが目の前に2台も鎮座する。
そう、PSYCHO君&POCKY君の登場だ。




僕がやっとの思いでなんとかハイドラントやファンキーチキンをマスターした頃だった。
初めましての挨拶もそこそこに、まずはライダー流の自己紹介、トリック合戦となるや否やPOCKY君が見せるトリック、そのRADICALさに一撃ノックアウト。




ハイドラントなんてきっかけのひとつに過ぎない、あたかもそう言わんばかりに繋げるハイドラントからのサークルK、ハイドラントからのスクラッチアローニーだ。
ビデオの中でしか見たことのない動きが目の前に!




矢継ぎ早にランプへ向かって鬼漕ぎを始めたと思えば、その勢いを僅かも無駄にしないぶっ飛びハイエアー。
僕は呆気にとられ乗ることすらできない、幼なながらに非力さを味わった。




あのくらい絶対にうまくなるんだ!




そう悟ってからは、当時何故か関東よりも西側のエリアにレベルの高さを感じていたため、弱い自分を鍛える意味も込め、名古屋、大阪と、エントリーする大会や行動の範囲を広げて行った。




そうしていつしかたどり着いた初めての広島。
周り中の鮮やかなライディングにわくわくする気持ちと共に、広島と言えば!のPOCKY君にも再会できることを楽しみにしていた。




‥そんな中、思いもよらぬとあるライダーの言葉が、僕の心にぽっかりと大きな空洞(あな)を空けた。





‥旅立ってしまったんだ‥





まさかの訃報は、大きな空を突ん裂く稲妻のように、期待に膨らむ気持ちを引き裂いた。
悼む気持ちを煽ったのは、亡きPOCKY君のご両親が、本人がいないにも関わらずエントリーしている大勢のライダーへ向け、たくさんのドリンクやお菓子の差し入れをしている光景。




大会は終わり、夕暮れ間際に故人を偲び墓参の列に加わったこと、それも含め決して記憶からは消えない、いや、消してはいけない歴史の1ページ。
自分自身にそう言い聞かせ、バイクスが有る限りこれからもずっと参加して行きたい、それが偽りない素直な気持ち。




POCKY君が天から見守ってくれていたのか、僕がかれこれエントリーして来たバイクスはいつも天気の良い絶好の大会日和。
土曜日も例に漏れず暖かく、風も穏やかでライディングにはもってこいのコンディション。このまま明日も‥
















‥日曜日目が覚めれば窓の外を滴るのは冷たい雫(しずく)
どうしたんだろう?




‥たまたま今日はPOCKY君のいる空の上も雨だったんだよね?
きっと次のバイクスはまたいつもみたいに天気のいいハノーバーで乗れるよね?




中止は残念だったが、大会云々を超えた「交流」というかけがえのない大きな収穫があった。





2日間なんて一瞬、本当に一瞬にして終わる。
僕らの合言葉、ライディングを始め、どれだけの楽しい会話をし、どれだけ思いきり笑っただろう?どれだけの非凡な情景を記憶に刻み込んだだろう?




帰りもずっと、窓ガラスを叩く雨。




巡る回想は止まらない。
飛び乗った新幹線も止まらない。




2日間を通しお世話になりました。
広島のみなさんありがとうございました。








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