日々是迷走中

まったく同じ名前のブログがあるが、gooのがあたしの。
自称永遠の八歳。
記事盗用不許可。

よく晴れたので

2017-04-05 00:12:30 | 日常
ちょっと散歩コースを変えてみました。
数年前に行った山道も、きっと雪がすっかり融けているだろう、と。

まだ新緑とまではいかないけど、野草が芽を出しているといいなぁ。

空き地に停車して、ふらりふらりと歩くと、水の音が聞こえてきます。
近寄ったら、おぉ、セリが伸びようとしてる♪



まだまだ小さすぎて、食卓に載せるには、ちと足りないけども、目を和ませるには十分すぎるほど。

ふきのとうも、だいぶ伸びてます。

水路はすっかり落ち葉で覆われているけれど、水は透き通っていたよ。

水の中に顔を出してるつわものも、いる~(;・∀・)




でも。



ここは、数年前には美しい田んぼだった。
見渡せば、そこらここらは荒れ果てて・・・・

あの馨しい梅園は、すっかりさびれていた。

2mを越す野草で、覆われているのだ


これはいったい、どうしたことだろうか。

頼もしい大木だったのに、・・・・腐ってしまってる。

断ち割れているものもあった。



パパさんに尋ねたら、農家の後継者問題で、もう誰も戻ってこない場所は、今まで世話していた人が介護とかで施設に行くと
誰もかまっていられないから、こうなってくるのだ、と。
場所が不便なところから順に、こうなっていく、という。

小高い丘の上の林。

足元は、砂。。。。

さらさら、さらさら、いつの間にか崩れて、やがて丘はなだらかな草原になっていくのだろうか。
何も無かった、ように、消えていく風景たち。



都会はきらびやかで、楽しくて、みんな前を向いて頑張っているのだよね。
たまに戻ることがあっても、同級生に会いに行くとかで、ゆっくり、老いた親たちと話し合うこともなく、そそくさと帰ってしまう。
親が老いていくことにすら、気付かずに。

誰が悪いというものでもないのに、耕し、汗を拭きながら、笑顔で面倒を見てくれていた親たちも、いつかは・・・ということには
たぶん、気がつきたくない、のだろうなぁ。
人間、いやなことからは目をそらしたい、耳を塞ぎたい、もの。


空は青く、小鳥のさえずりが渡っていく。
水際の草たちはいつもと変わらず芽を出し、栄えていく。
もう少しすれば、花も咲くだろう。

この気持ちを、春愁と呼ぶには、少しばかりの戸惑いを覚えるのだが。。。

夜には、やけにまぶしい、半分の月。



片付けの最中に見つけた、あたしが大学時代に書いたハガキ。
亡母が、大事に引き出しに入れて、とってくれてました。
擦り切れて、ぼろぼろになるほど見てくれてたのだ、と分かりました。
・・・・・(T^T)
もう伝えられない、たくさんのことを思いました。


離れて暮らす親ごさんに、ハガキを書いてみませんか?
アイス一本より安くて、効果絶大な贈り物です。
「頑張っています。」でも、「どうしてますか?」でも、なんでもいい。
昨日、こんなものを見ました、あんなものを食べました、ありきたりの日常の一こまを言葉にして、送ってみましょう。
どんなに短くてもいいのです。
息子から、娘から、届いたという、そのことが、嬉しいのです、親は。
電話だと、消えてしまうけれど、はがきは何度も何度も読み返し、そのたびに元気を回復できますよ、きっと、ね。
もしかしたら、ボケ防止になってくれる、かもしれない。
なんとなく、そう思います。


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6 コメント

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Unknown (ぽこ丸)
2017-04-05 19:58:12
母の最後の手紙が三回忌にて発見された時は嬉しかった
永遠に失われた人の言葉
立派な言葉じゃなくても、それがあれば生きるのに勇気づけられる
確かに私はこの人と関わって生きて歩んできたんだ、と
私しか必要としていないけれど、大事な言葉
形にするって大事だよね(※´v`※)
自然は強くて逞しいね! (鳶助 ( 鬼ヶ島 行っ太郎~ ))
2017-04-05 21:07:45
普通に緑を発見すると、嬉しいよね♪
なのに、過疎化が止まらないと、梅園も田んぼも …… ため息だ~
U ターン じゃなくて、I ターン する地域もあるらしいじゃん?
そういうの、たくさん出来ればいいのにー

手紙ねー  書かなかったわ~
死ぬまで、祖母も伯母も母も、一緒に住んでたし~
中2の時、学校のお泊まり行事っていうのが3泊4日であって、信州だかに行ったんだよ~
その時、ハガキを家にって、生徒全員出したのが最初で最後だったなー
え? 私!?
マンガの発売日に、買っといてねー
と書いたけど ……
Unknown (にゃんけろりん)
2017-04-05 23:05:48
デジタル化が進んじゃったし、人間関係薄っぺらくなったし、なんとも世知辛いですねぇ。

高校時代、若くして糖尿病を患っていて休みがちだった同級生に暑中見舞いを出したら、すごく喜んでくれて、元気になって学校行きたいって言ってたの思い出した。

もちろん、今だってメールとかのやり取りでも元気をもらえるけど、アナログ媒体にはわびさびと言うか温かみが、より増しますよね。
ぽこ丸さん、こんばんは^^ (otikomi)
2017-04-06 00:45:26
そうだったんですか。。。。見つかって、本当に良かったですね^^
大事なのは、言葉そのもの、ではなくて、自分のことを思いながら書いてくれた、その気持ち、なのですよね。
お母様も、きっと、「見つけてくれて、ありがとね^^」って、言ってる気がする。うん。
あたしも、形にしなくちゃ♪
鳶助さん、こんばんは^^ (otikomi)
2017-04-06 00:55:41
そうそう、最初はるんるん気分だった、のよね。
リスの隠してた胡桃を発見したり、小さな虫たちの姿を見つけて「春だ~♪」って浮き浮きしてたの。
でも、はっと気がついたら、なんか、どんよりしちゃって。。。。
戻ってくる、ったって、就職先が無い(少ない)し、農家を継ぐったって、今は大型農家ならともかく、ちまちました農家だと、やっていくの、大変なのさ。
何軒かでまとまって、大型農家に対向しようとする試みもあるんだけど。
小さくても頑張って特徴を出している方々も多いけれど、気候が寒冷で、ヤマセという夏場の冷え込みもある地域なので、いろいろ難しいんだって。
生活そのものが、昔より贅沢になってきてるし、自分だけ、ってのも、言葉では簡単だけどねぇ。。。大変なのは変わりないし。
だいたい、親と同居してたら、嫁をもらえない、ってんだから、面倒だよなぁ、親も泣く泣く引き下がる、というか。
ま、いろいろ、だよね。。。

漫画の発売日(^▽^;)>゛
いいんでない?
一緒に暮らしていると、たまにでも、行き違いがあったりするじゃない?
そういうとき、そのハガキを引っ張り出して「まぁ、あの子ったら、ねぇ^^;」って、つい笑っちゃったりして
それで気持ちが優しくなれて、緊張がほぐれる、っての、あると思うのよね。
買っといて、だけでも、親孝行だったんだよ、きっと( ´艸`)ホントヨ?
にゃんけろりんさん、こんばんは^^ (otikomi)
2017-04-06 01:02:03
そうねぇ、熱く語る、ってこと、少なくなってるかも、ねぇ。(;´▽`lllA``)
どうしても、目を見て話さないと伝わりにくい言葉、って、あるし、ねぇ。
だけど、文字は、顔を合わせているよりももっと、魂を揺さぶる力がある、と、思うんだよね。
手書き文字って、巧い下手の関係なく、味わいというか、その人を感じることができるから、ね。
毎日でなくて、たまにもらうからこそ、ありがたみが出る、というか、そういう気分って、あると思うよ^^
ねぇ♪
病気のお友達、きっと、こっちが思っているよりずっと強く、にゃんけろりんさんのことを大好きって感じたと思う♪
手紙には、文字の精霊が宿っているんだ、きっと。( ´艸`)ダト、イイネェ♪

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