追手門学院大学心理学部心理学科 某教員のつぶやき

大阪にある追大心理学科の日常を某教員が綴ります。

動画で大学選び 「ダイガク・TV」

2009-11-04 19:17:51 | Weblog

 たまたま、毎日新聞のサイトを見てましたら、大学関連のおもしろい記事見つけましたので、本ブログでもその話題に触れたいと思います。まず、以下に毎日新聞の記事を引用しますのでご覧ください。

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◇動画で大学選び

 「大学選びは偏差値だけじゃない」。サイトをのぞくとこの言葉が目に入る。9月にオープンしたばかりの大学に特化した動画を集めたサイトが「ダイガク・TV」(http://daigaku.tv/)だ。

 全国の大学やサークルの紹介、大学の講義、学園祭などの動画が配信されている。大学名で検索できたり、アクセス数の多い動画ランキングなどコンテンツも豊富だ。

 動画の管理、編集を行っているのがダイガク・TV事務局だ。小林輝紀さん(早稲田大学2年)と宇野豪佑さん(同3年)の2人のマネジャーが運営する。

 IT関連のプロデュース事業などを手掛ける(株)ヒトメディアの森田正康代表が、2人に高校生向けサイト作りを持ちかけたことがきっかけで、7月に開設された。「高校生は偏差値だけで大学を選ぼうとする。でも大学の雰囲気は偏差値だけでは分からない。新しい大学選びの基準となれば」と森田さんは狙いを語る。

 「初めは何もかもわからないことだらけだった」と小林さんは振り返る。8月に入って企画書作りから始め、最後は事務所に泊まっての徹夜の日々が続いた。

 動画は、主に無料動画投稿サイトから集めるが、実際に自分たちで撮影に行ったり、インタビューしたりもする。密着取材のため富士山に登ったり、有名人が集まるパーティーに出向いたこともあった。小林さんは「いろんな大学生と出会って、その人たちとオリジナルな動画をつくることに挑戦したい」と笑顔で語る。

毎日新聞 2009年10月23日 東京夕刊

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 二人の現役学生によって、随分と興味深いサイトを運営されているようですね。感心するとともに、ぜひ応援したいと思います。「大学選びは偏差値だけじゃない」というコンセプトは、本ブログでも共有している理念ですしね。実際の大学の雰囲気を、だれでも閲覧可能な動画として公開することは大変に素晴らしいと思いますよ。

 早速、ダイガク・TVを見てみましたが、日本全国の様々な大学のイベントや実験実習の様子など、なかなか興味深いです。本学・追手門学院大学の動画集もありました(笑)。いろいろありますが、「動画タイトル:リアリズム~粉雪~」は、なかなか秀逸でした。追手門学院大学ダンスサークルのリアリズム に所属している学生が作ったようですが、レミオロメンの名曲「粉雪」にのせて、学生たちや大学キャンパスの風景の静止画をプロモーション・ビデオ風に次々と映し出すという動画で、ちらほら私がどこかで見かけたような学生や見慣れた大学の学食・広場などが出て、思わずにやけてしまいます。

 前回の本ブログは、「大学選び」についてまじめに堅くお話しましたが、大学生活の楽しい一面を垣間見るという意味で、こういう軽いタッチの動画集を眺めるのもおもしろいかもしれません。高校生・受験生のみなさん、受験勉強の息抜きにちょっとご覧になってはいかがでしょうか?

 

 


2010年度推薦入試A日程の願書受付期間です

2009-11-02 17:05:51 | Weblog

 さて、早いもので今年も11月に入り、今週は本学心理学科において推薦入試A日程の願書受付期間に入っております。1年前にに本ブログで、「大学の心理学科や本学について考えたこと」について、下記にリンクを張りましたので、ご覧いただいて、受験先の選択の参考にしていただければ幸いです。自分で過去のブログ記事を読み返してみると、ほう・・・とか、こんなこと書いてたのかあ・・・、と懐かしくいろいろと思いだしますが、心理学科における教育や入試対策に対する考えは現在でもほとんど変わっていませんね。今年の2月に更新しました「今年の大学入試の志願動向と大学教育についての雑感」でも私の考えを述べましたし、「よいお年を & 大学入試と教育内容」で述べたことを、今回も繰り返し、声を大にして言いたいと思います。

 これまでの受験産業、あるいは高校や大学が作り上げてきた「入試難易度(偏差値)」という、たった一つの評価軸を頼りに、少なくない受験生が大学を選んでいるという現実を、微力ながら本ブログをきっかけに変えたいと切に思っています。高校生・受験生のみなさんが想像している大学と現実の大学教育の場(特に「心理学科」は他の学部学科とくらべて大学ごとで教育内容の違いが非常に大きいですよ)の違いはとてつもなく大きく、偏差値というものさしだけで大学を選択すれば、実りある充実した大学生活はきっと送れないでしょう。大学選びで後悔ののないよう、よく調べてよく考えて、受験先を決めてくださいね。