『冷たい雨に撃て、約束の銃弾を(2009年 映画)』

2019-02-20 00:00:48 | 映画・演劇・Video
フランスと香港の共同映画。監督は香港のジョニー・トー。とにかく、街の中で乱射を続ける映画だ。舞台はマカオ。父と母、そして二人の子供の家庭が3人組に襲撃され、全員が銃弾を浴びるが、奇跡的に母親が生き残る。数日後にフランスからこの母親の父がやってくる。そして復讐に燃え、3人組の殺し屋を雇うことになる。報酬は、フランスにある豪邸と経営しているレストラン。そう、有名シェフなのだ。そして、実は元殺し屋。

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そして、このフランスのおじいさんと殺し屋が孫殺しの犯人を射殺するのだが、実はおじいさんには若い時に脳内に撃ち込まれたままになっている銃弾があって、徐々に記憶が薄れてきてしまって、敵討ちであることすら忘れてしまう。

その結果、復讐に成功するも、味方の殺し屋3人とも、影の大物に殺されてしまう。そしておじいさんは、単身で、この影の大物と撃ち合いをすることになる。早い話、最初から単身で影の大物を突き止めて撃ち殺してしまえば、双方の6人の殺し屋と、流れ弾にあたった一般市民たちが死ぬことはなかったのだが、成り行きだろうか。良かった点は、味方の殺し屋に渡す予定だった豪邸は、受取人死亡のためあいかわらず自分の物のままなのだ。

このフランスのおじいさんに共感しにくいのは、銃の扱いがうますぎることもあるが、あまりビッグネームではないから(ジョニー・アリディ)だからだろう。当初は、主役はアラン・ドロンの予定だったそうだ。そうなれば引退作だったのだろうが、なぜか予定が変わった。セリフが覚えられなくなったのか、あるいはシナリオの文字が小さすぎて読めなかったのだろうか。

マカオに行って一儲けしてこようかと思ったが、怖くて行けそうもない。


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