冷製オードブルに沈んだ蛸

2016-08-19 00:00:26 | あじ
先日、食事会でオードブルに登場したのは、いかにも夏向きのメニュー。料理の価値を重さだとすると、氷の重さがこの料理の大半である。

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夏といえば氷なのだが、氷を食べる料理ではないらしい。キウリとパプリカ、ミョウガと黄色の野菜は何だったのだろうか。かぼちゃの味ではなく正体不明。そして、蛸の吸盤や足を食べることになっている。それと緑の円はトウガンの皮だろうか中身はどこに行ったのだろうか。本当は食べてはいけないものだったような気配も感じた。

五輪期間中なので、緑の円はどこかの大陸を象徴しているのだろう。アメリカ大陸、ユーラシア大陸、アフリカ大陸、オーストラリア大陸、それと緑の輪は消えたムー大陸を意味する。

で、生の蛸はなんといっても美味だ。蛸の名産地はいくつかあるが蛸料理店で食べる刺身は絶品だ。

ところが、緑の輪を平らげるのに時間をとってしまい、蛸が氷の海の中に沈んでしまった。氷の中を捜索中にもかかわらず、従業員いや従業アルバイト員がきて、皿を片付けられてしまった。

ところで、生の蛸はうまいが、問題は皮をはがすのが難しいということ。かなりの怪力が必要だ。面倒なら油で揚げれば皮は劇的に柔らかくなるが、要するに刺身というのは意外に難しいのだ。

話は大きく逸れて血なまぐさいともいえるが、皮を剥ぐといえば、西部劇ではよく白人を捕まえて頭の皮をはがすインディアンが登場するが、よく考えれば白人がインディアンの居住エリアに侵略していったわけだ。でも痛いだろうなあ。


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