初春に駒を磨く

2008-01-05 00:00:34 | しょうぎ
本来なら、将棋の指し初めとかすればいいのだが、面倒だし、ネット将棋はあまり得意ではない。人間が前にいないと本気になれないからだ。そのかわり、何種類かの駒を磨くことににしている。詰将棋を作ったり並べたりするのに使っているのが、「駒師 香月」作の彫駒である。山形県天童市の駒師、国井香月(かげつ)は1918年~1988年。この駒は香月氏の生前に入手したものである。書体は山華と書かれていてあまり聞かないが、駒を選んだら業界随一という噂のS氏からきちんと対価(言い値)を払って手に入れた。ちょっと大ぶりで重い。



詰将棋を並べたりしてみると、こういう重い駒で馬鋸とか遠打の角とか動かすと感じが出る。詰将棋の制作は、実際には、最後の仕上げはパソコンソフトで行うのだが、こういう駒と盤と格闘しないと、そのうち新しいアイディアがでなくなるのではないかと感じている。

ところで、よく駒を彫るのが趣味という人がいる。実際にどうやって彫るのかよくわからないところもあるが、年賀状の木版画と違って、失敗は許されない。駒は40枚(予備の歩が1~2枚付く)あって、大きさも微妙に異なる。金銀桂香歩と段々小さくなる。それと「金将」なら4枚、「歩兵」なら18枚を同じ書体で彫らなければならない。指が太くて細かい作業に向かないということもあるし、こういう同じ作業を繰り返すというのがまったくの苦手だ。自動車の組立工にはとてもなれない。

ところで、駒を彫るからと言って「彫師」とはいわず「駒師」というらしい。「彫師」というと刺青の方になるようだ。そちらの方が向いているかもしれない。

新年なので、とりあえず、話はここまで。



さて、12月22日出題分の解答。

オリジナル問題の方から。▲3二飛成 △同玉 ▲4三金 △2二玉 ▲3三金 △同桂 ▲3二金 △同玉 ▲4三銀 △2二玉 ▲3一馬 △同玉 ▲3二金まで13手詰

改良図は、▲3二飛成 △同玉 ▲4三金 △2二玉 ▲3三金 △同桂 ▲3二金 △同玉 ▲4三銀 △2二玉 ▲3一馬 △1二玉 ▲2二金 △1三玉 ▲3二(2一)馬 △1二玉 ▲2二馬まで17手詰




今週の問題だが、正月休みもそろそろ終わりなので、少し頭を使う問題である。最後の一手はバックステップで。

金銀がない問題を貧乏図式といったような気がするが、本作は大駒総動員に加え桂3枚、香4枚が総出演(4枚目の桂も登場する)。「大貧乏図式」といったらいいのだろうか。あるいは、スタグフレーション型詰将棋ということか。

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