ついに巨大局面に達した汚染水問題

2013-09-02 00:00:51 | 市民A
汚染水タンクの設計上、施工上、管理上のずさんさは、当初から予想されていて、ついにその問題が発生し始めた。タンクから漏えいした汚染水が、開いたバルブから防護壁の外に漏れたというのは、呆れるばかりだが、防護壁の容量からして、大量にタンクから漏れたら溢れるに決まっている。

よく考えればわかるように、鉄製のタンクに水を入れているのだから錆びるのは当たり前。すでにタンク内が錆びている画像が公開されている。5年程度でかなり漏えいするはずだ。もちろん何本かはもっと早いかもしれない。

しかも、溶接ではなくゴムパッキンを入れてボルトで締めているのだからゴムの耐性からして数年程度ではないだろうか。

さらに、タンクヤードに屋根がないため、最近の画像を見ていると、タンクの天板は、すでに赤錆が浮き出ている。いまさら遅いのだが、雨よけの屋根とかシートとかないのが致命的な感じだ。

いずれにしても、いつまでも汚染水をそのままにしておくわけにはいかないのだから、最重要課題として処理を進めないといけないだろう。


それと、いまさらながらなのだが、電力業界って、以前から、原発にしてもその他の発電所についても、まったくつまらないトラブルで運転停止を繰り返している。多くは、パイプからの水漏れとか、ボイラーの不調とか。

考えてみれば、電気を作って送るという仕事は、発電所と送電システムの問題で、要は発電機とか送電線を買ってきて、置くだけじゃないかと思うわけだ。だから、まったく素朴なパイプの水漏れとかタンクの漏えいとか、本来、自分で管理する部分がでたらめになるのだろうと思うわけだ。

巨大な半地下タンクとか作った方がいいと思うけど・・オリンピックには間に合わないかも。


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