聖の青春(映画 2016年)

2019-06-22 00:00:54 | しょうぎ
将棋界の神童と呼ばれた故村山聖九段のノンフィクション伝記を作家大崎善生が執筆した同名の小説の映画化作品。村山九段が病死したのが1998年。ノンフィクションは2年後の2000年に書かれ、長い期間の後、映画化された。


主演は松山ケンイチ。羽生善治役を東出昌大、師匠の森信雄役をリリー・フランキーが演じる。将棋界のことをよく知っている人の目で見ると、彼の人生に楽しいことがあったのだろうかと思うわけだ。先行する羽生善治に追いつくために、努力は必要だが腎臓病は重く、さらにガン化してしまうわけだ。故郷の広島から大阪に出て森信雄に師事し、さらに東京に出て勉強しようと上京するも悪い棋士により酒やマージャンに引き込まれる。

そして、病気の体を虐めながら、目標の名人挑戦とは遠い場所で戦わなければならない。

もちろん、彼とは異なり明るい場所を歩く棋士もいる。羽生世代といっても羽生氏が別格だが、森内、佐藤、郷田、丸山、屋敷。それなりにタイトルも獲っているし、村山聖が元気であれば、無冠ということにはならなかったろう。

悲劇的要素を一人で背負いこんでしまっているように思える。シェークスピアの四大悲劇でも最後は何か報われることが起こるのだが、本作には救いがない。かなり観るのも辛い。




映画にはでてこないが、彼が奨励会に入るときに、一もめあったようだ。テストに受かったものの森信雄の弟子になる前に、ある高段棋士の弟子になる話が漠然と存在したようで、その高段棋士が、彼の奨励会入りに反対して、1年間が無駄になったそうだ。つまりすべてが1年早く進んでいたら、いずれかのタイトルには手が届いた可能性はあると思われる。


さて、6月8日出題作の解答。





手数は長いが、分岐点が少ない問題。5手目の香不成がポイント。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。



実は、あまり好手はない。最後のとどめを刺すのは持駒の金であると、謎のヒント。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ、正誤判定します。
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4 コメント

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Unknown (tanakache)
2019-06-22 22:58:02
〇〇手〇〇〇。
11手目の感触がいい
松山ケンイチは、白い巨塔の里見役が好印象です。
中原
Unknown (おおた葉一郎)
2019-06-22 23:03:54
中原様
正解です。頭の部分をカットしようかとも思ったのですが、初手と最終手のリンクもあるので残しました。
Unknown (蛇塚の坂本)
2019-07-01 15:46:55
最終手4七金の17手詰みとなりました。
ヒント見なけりゃ良かった。
初手金打ちが、見え難い。
Unknown (おおた葉一郎)
2019-07-01 21:33:12
坂本様
正解です。まぎらわしいコメントですね。

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