ドイツは?

2005-09-19 21:59:12 | 市民A
ドイツの下院選挙があらかた終わった。あらかたというのは選挙期間中に候補者が死亡したドレスデン選挙区の選挙が10月2日に延期になったからだ。そして、こういう手のこんだ選挙制度の結果、定員数は598なのに、実際の議席数はそれを超えることになり、既に600議席以上が確定している。

与党側の社会民主党は222議席、緑の党が51議席で合計273議席。
野党側のキリスト教民主同盟が225議席、自民党が61議席で合計286議席。
そして左派党が54議席、となっている。

わかりにくいので、これを日本の類似政党におきかえるとこうなる。
与党:民主党222 社民党51 計 273議席
野党:自民党225 公明党61 計 286議席 (この自公は逆かもしれない)
共産党:54議席
ついでに与党の党首、シュレーダーは日本式なら菅直人かな、しかしメルケルも菅直人か鳩山位かもしれないというところがドイツの出口なき混迷状態を示しているのだろうか。メルケルが旧西ドイツの出身だったら、キリスト教民主同盟の圧勝だっただろうが、選挙戦終盤に消費税のアップを打ち出したために、一気に並ばれた。こういってはなんだが、消費税率は10%を超えると歯止めがなくなってしまう。

どこの国の政治家も、GDPが増えると税率は変えずに法人税も所得税も消費税も実質的な増収になるという簡単な方式を知らないらしい。そして、ドイツの経済学はヒトラー出現前のもっとも有名なドイツ人であるカール・マルクスの影響を受けているのだろうか。

それで、与党のシュレーダーと野党のメルケルはどちらも勝利宣言をしている。

さて、どうせ何もかわらないことになった、つまらない選挙だが、一応シュレーダーが解散総選挙をしたことになっているのだが、実はドイツでは首相の解散権は認められていないのだ。ナチスドイツが次々に解散総選挙で勢力を延ばしたことの反省で、内閣不信任案が議決されたときだけ解散が認められている。今回は、どうしたかというと、所謂「自作自演型」解散である。自ら不信任案を提出し、自党の議員に欠席させて不信任を勝ち取るという手段で、戦後3回目だそうだ。

こうして、堂々と憲法違反を国民全体でやってしまうとなると、やはり憲法を少しずつ実態に合わせないと危険ではないかとよそ事ながら考えるのである。

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