おおげさ詰め

2006-04-02 22:10:44 | しょうぎ
9a735b66.jpg

将棋界では、財政再建とかファン離れとかネット将棋の問題とか女流棋士の身分問題とか色々軋轢が生じているようで、特に将棋のタイトルを提供している新聞社と何かと意見が対立しているようである。

そういう難しい話は論を改めることとして、今回は中ぐらいの難易度の問題(といってもあまり難しくない)。どうも、チマチマと駒を手順どおり捨てていくような毛糸の手編みマフラーのような問題を作るのは苦手である。満員電車の中など頭の中で作る関係上、チマチマ作はうまくいかない。

たまに、夢の中で詰将棋が浮かぶがそういうのは、単に夢の中だけで、実際には穴だらけである。夢の中で、ブログの筋書きが浮かぶことは何度かあるが、そういう日は、考えなくてすむから楽だ。夢のとおり書いて、あとは補足と修正を加えれば完成する。

さて、この問題、初手と11手目が限定打でないのが痛いところだ。何枚か駒を足すと限定打にはなるが、ちょっと美的感覚上、動かない駒が多すぎるのは避けたい。


9a735b66.jpg

ついでに、前回問題の解答:▲1二飛成 △同角 ▲3一飛成 △2一角 ▲3三角 △1二玉 ▲2二角成(竜)まで7手詰

4手目、後手側が合駒を打つと5手詰になってしまう。攻方4四桂の配置は5手目の角打を限定打にしているのと、初手から▲2一飛成 △同玉 ▲1二角 △1一玉 ▲3一飛成 △1二玉 ▲3四角という詰みそうな筋を演出している。実際は、その後、△2三合 ▲3二竜 △1一玉で僅かに逃れる。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿