少し前の朝日新聞朝刊の4コマ漫画「ののちゃん」で、妙なものがテーマになっていた。
素人将棋の一場面で、桂打ちで「王手飛車」をかけられて、長考している図だ。
王手飛車とは、王手でありながら、飛車取りでもある手で、普通は、王を逃げて、飛車を取られる。運がいいと王手飛車を掛けた駒が、ただ取りできるが、そんなことは普通はない。必ず飛車を取られるので、王手飛車も両飛車取りでも、ほぼ同じ痛みであるのだが、なぜか王手飛車の方が豪快に感じる。
問題は、なぜ突然マンガになったのかは、まったくわからないが、4コマ目のセリフがちょっと問題。
「とにかく、飛車を取られたら、やる気の点で終わり」
日本史に永遠に刻まれる東日本大震災の起きた年に、それはないのではないだろうか。
地震の際には、王手飛車どころか、家族や財産を失っても、とにかく逃げるしかなかった人たちが相当の数いただろう。「やる気終わり」じゃ済まないわけだ。
さらに言えば、王手飛車状態の人なんて、無数にいるわけだ。
TPP交渉だって、「このまま高齢化農業で自滅するか、第二次農地解放を行って大農化するか」とか、ギリシア問題で「国家破綻してEUの植民地になるか、公務員給与を引き下げるか」とか、イラク国民にとって「テロがあっても民主主義がいいか、テロのない軍事独裁がいいか」とか、そういう選択だろう。
さて、11月5日出題作の解答。
▲3五飛成 △2五金(途中図1) ▲1七飛 △1六桂(途中図2) ▲2七桂 △1四玉 ▲1六飛 △同金 ▲2六桂 △同金 ▲1五竜まで11手詰
合駒組み合わせは紙と鉛筆で記録しながら検証すると解きやすいはず。
動く将棋盤はこちら。
今週の問題。
忘れたころに登場するのが、入玉問題。紆余曲折が続く問題である。
わかった、と思われた方は、コメント欄に、最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
素人将棋の一場面で、桂打ちで「王手飛車」をかけられて、長考している図だ。
王手飛車とは、王手でありながら、飛車取りでもある手で、普通は、王を逃げて、飛車を取られる。運がいいと王手飛車を掛けた駒が、ただ取りできるが、そんなことは普通はない。必ず飛車を取られるので、王手飛車も両飛車取りでも、ほぼ同じ痛みであるのだが、なぜか王手飛車の方が豪快に感じる。
問題は、なぜ突然マンガになったのかは、まったくわからないが、4コマ目のセリフがちょっと問題。
「とにかく、飛車を取られたら、やる気の点で終わり」
日本史に永遠に刻まれる東日本大震災の起きた年に、それはないのではないだろうか。
地震の際には、王手飛車どころか、家族や財産を失っても、とにかく逃げるしかなかった人たちが相当の数いただろう。「やる気終わり」じゃ済まないわけだ。
さらに言えば、王手飛車状態の人なんて、無数にいるわけだ。
TPP交渉だって、「このまま高齢化農業で自滅するか、第二次農地解放を行って大農化するか」とか、ギリシア問題で「国家破綻してEUの植民地になるか、公務員給与を引き下げるか」とか、イラク国民にとって「テロがあっても民主主義がいいか、テロのない軍事独裁がいいか」とか、そういう選択だろう。
さて、11月5日出題作の解答。
▲3五飛成 △2五金(途中図1) ▲1七飛 △1六桂(途中図2) ▲2七桂 △1四玉 ▲1六飛 △同金 ▲2六桂 △同金 ▲1五竜まで11手詰
合駒組み合わせは紙と鉛筆で記録しながら検証すると解きやすいはず。
動く将棋盤はこちら。
今週の問題。
忘れたころに登場するのが、入玉問題。紆余曲折が続く問題である。
わかった、と思われた方は、コメント欄に、最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。
桂の配置の意味が後から段々解ってきました。
正解です。
駒の配置の意味まで考えていただけて、とてもうれしいです。