右寄りの男と対決

2013-05-11 00:00:19 | しょうぎ
かなり時間が経ってしまったけれど、4月13日に東京武道館で行われた将棋職団戦のこと。

5人一組の団体戦で、半年前の大会では、3回戦で敗退したため、前のクラスで出場と思っていたら、直前情報で、上のクラスへの昇級となっていた。前回負けた相手が優勝したからなのだろうか。あるいは参加チームが激減した結果の消去法的ラッキーなのだろうか。まあ、理由はともあれ昇格した椅子は、とりあえずキープするしかない。

shokudan


まず、開会式。いつもならば、将棋連盟会長があいさつをするのだが、今回、谷川会長は欠席。うっすら流れている情報では、前会長逝去の後をついだばかりだが、早くも次の会長選挙では会長の椅子を横取りされそうとの噂がある。票固めに奔走中で多忙ということだろうか。


で、一回戦だが、私の前の席に座った人物だが、一見してかなりの厚着である。春だというのに見えるだけでも5枚も重ね着している。一番外側にブルゾンで、その内側は黒皮のベストである。みかけは防弾チョッキのように見えるが、そんな危ない人は、こんなところに来ては困る。

そして、駒を並べ始めて気が付いたのだが、駒の位置が枡の中央じゃない。すべて枡の右側の線に合わせているわけだ。

よく、駒の位置が前とか後ろとかで、相手に心理を読まれるのを嫌がって、駒の下の辺を枡の下側の線に合わせる人は知っているのだが、右寄せに並べる人を見たのは初めてである。極右勢力か。

で、対局は右寄りの人らしく、序盤から技を掛けてくるのだが、基本的に、売られた喧嘩は買わない方針なので、全部封じ込んで、反撃に出る。まずは遠目で見えにくい詰めろを掛けるところから始めるが、相手が見逃してしまい、11手詰がさく裂してしまった。

開始15分で終わってしまったので、場内をブラブラしてパノラマ撮影などするが、時間を持て余してしまう。


というよう弛緩タイムがあった結果か、第二戦で大苦戦となる。序盤の趣向指しが空を切り、その後、陣地を追いつめられるが、ジッと我慢しているうちにチャンスはあったのだが、そのつど運がなかったというか返し技が存在して、逆転には至らず、ついに詰まない玉を詰めにいかなければならなくなり無念。チームも敗退。1回戦は通過しているので、降級もないだろう。

さて、3月23日出題作の解答。

w12


kai


最後はぐるぐる回り。

動く将棋盤は、こちら


今週の問題。

55


久しぶりの出題なので、短編で。5月5日にLPSA詰将棋カレンダーに掲載局。

短編作である。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数と酷評を記していただければ、正誤判断。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (蛇塚の坂本)
2013-05-11 20:56:54
○○○までの○手詰みと成りました。銀と玉角と角桂と玉の対話みたい。
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Unknown (おおた葉一郎)
2013-05-11 21:02:53
坂本さま、
正解です。
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