スパイ・ゲーム(2001年 映画)

2019-09-10 00:00:12 | 映画・演劇・Video
ロバート・レッドフォード(役:ネイサン・ミュアー)とブラッド・ピッド(役:ビショップ)が共演するCIAの謀略映画だ。2001年の映画だが、舞台は1992年頃の米国、まだ英国が中国に返還していない香港。



アメリカと中国の暗闘時代である。歴史の順で言うと、ニクソン・キッシンジャーが米中国交を開いたあと両国の関係が徐々に近づいていた状況で、決定的な事件が起きる。1989年6月に起きた天安門事件。この事件を契機に米国は中国に様々な制裁を行うことになる。一方、欧州では1989年の末にベルリンの壁が崩壊する。米中関係はその後、クリントンが大統領になるまで長い間緊張が続いていた。

香港は、1997年の英国の租借期間終了とともに中国が軍事占領すると恐喝していて、様々な動きがあり、本映画の舞台である1992年頃はCIAによる対中工作の最前線だった。

一方、ミュアーとビショップはCIAのスパイだが、ミュアーは本部に籍があるのに対し、ビショップは現地工作担当。要するに様々な作戦の全貌を知ることなく部分的な仕事(暗殺が主だが)を任されることが多かった。

映画はここから過去を振り返ることになり、二人が組んで行われた作戦を回顧することが行われる。

ベトナム戦争でのラオス軍将校の暗殺、東欧からの脱出者の救出の中途放棄、ベイルートでのテロリスト殺害作戦の大惨事。その中で、ベイルート作戦でビショップに近づいたのが謎の女性。この女性は中国政府から追われていたのだが、あろうことか中国に捕まったCIA職員との交換要員としてCIAに捕まり、人質交換によって中国の蘇州にある刑務所に収容されていた。さらに個人プレーでの彼女の救出に失敗したビショップも捕まり、処刑予定時間が迫ってくる。

しかも、間もなく米国大統領は中国を訪問して通商拡大を宣言する直前だった。

ということで、W主演の二人のうち一人のいる刑務所に対し、もう一人はCIA本部から遠隔操作で、知人や旧友を頼った救出大作戦を始めるわけだ。


とはいっても映画だから許されるのだろうが、香港にいた部隊を中国国内の刑務所襲撃に使ってしまうのだが、後始末はできたのだろうか。
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