虎ノ門のギッフェン効果

2004-07-28 20:59:45 | MBAの意見
4eb62519.jpg経済学の学説の一つに「ギッフェン財」がある。ドイツの学者が、ジャガイモの豊作時に、価格が下落したにかかわらず需要が減退したことを分析し、最下位財では価格下落は消費余力を生み、上位財の需要を誘導するということを発見したとして彼の名が残っている。ジャーマンポテトのポテトが安くなった分だけベーコンの比率が高くなったと考えればいいのである。

しかし、この学説、もっぱら「経済学者はいかにつまらないことを研究室で考えているか」という侮辱的たとえとして引用されることが多く、実際に現実化すると思っている人はいなかった。

だが、虎ノ門地区では、案外ギッフェン効果ではないかと思われる事象があるのだ。。

もともと銀行過密地区だったのだが、次々に支店が消えていき、残された空ビルに次々と入店する、カフェ、コンビニにまじり、牛丼屋、100円うどん、ハンバーガーといった業態の店がなだれこんだのである。
一方、こちらも老舗のうな丼店「鉄五郎」には夏だけに限らず、店頭に列をなすという図ができあがっていたのである。こちらは、1食1000円。牛丼のおつりで、週に1度はうなぎということになるのだろうか。

しかし、昨年後半からの米国牛肉禁輸の結果、牛丼店の列は解消され、同時に鉄五郎店頭の列も解消されてしまった。やはり280円の牛丼はギッフェン財であったのではなかったか考えているのである

コメント   この記事についてブログを書く
« 追いつめられたUFJ | トップ | 修理した破れ傘の効用 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

MBAの意見」カテゴリの最新記事