ディズニーランドに出没したものは?

2005-04-03 20:56:56 | 市民A
47eb7b14.jpg東京ではないのに東京と名乗るものの一つに東京ディズニーランド(TDL)がある。とある理由で久しぶりに出没してきた。思い出すと2年前にディズニーシーに行ってから久しい。以前、何度も何度も何度も通ってアトラクション的にはほとんど制覇しているのだが、そのつど、行くところがある。ブックマークしたブログみたいなものだ。”カリブの海賊”と”ホーンテッドマンション”。また行ってしまった。そして、いつも空いている”イッツ・ア・スモール・ワールド”の企業スポンサーは、以前と同様に、破綻した「そごう」のままだったが、よく考えるとアトラクションはスモールワールドなのにデパート経営はノットスモールの借金地獄だったわけだ。

ところで、2004年のTDLは入場者数が前年比で減少したそうだ。1.8%のマイナスで2505万人。それでもすごい人数だ。毎日、愛知万博と同じようなペースで21年目を迎えている。しかし、相変わらず中華系が多い。そして、結構古くなってきている。”ピノキオの冒険旅行”は乗車直前に緊急停止装置が働き、全員避難していた。最近チョクチョク故障する。少し不安だ。公表では入場者数減少の理由として、「猛暑、台風」をあげているが、会社四季報では「20周年記念の反動」となっている。そして2005年は360度回転のコースターが夏に完成予定。2006年には劇場がオープンの予定らしい。

しかし、今回、期待はずれだったのは「リロ&スティッチ」の扱いだ。ランチタイムのショーに顔を出す以外、ほとんど露出度ゼロ。前もって調べていかなかったのが悪いのだろう(私は、”イキアタリばった”という新種の昆虫だし)。が、「リロ」は21世紀のディズニー王国を引っ張っていく、ミッキーに代わる新しいキャラクターだったはずなのに。
リロ・・女、非白人、アンチヒロイン
ミッキ-マウス・・男、白人、スーパーヒーロー
もはや、米国は白人男性の国ではない。もしかしたらブッシュは白人男性最後の大統領かもしれない。そして白人最後の大統領はヒラリー??。

そういうあぶない視点で、TDLをながめて見ると、出演者は白人ばかりだ。ピーターパンにシンデレラにマーク・トゥウェイン・・・。色が黒いのはカリブの海賊ぐらいだ。そんなことを考えると、ディズニー・ランドって古きよき20世紀の思い出のイリュージョンランドになってしまうのだろうかと心配してしまう。

ところで、夢の王国にふさわしくない話がアメリカのウォルトディズニーではずっと続いている。退職金だ。まず、任期が僅か1年4ヶ月(1995/8-1996/12)だった前CEOのオービック氏に対し、後継のアイズナーCEOが、140百万ドル(150億円)の退職金を支払いを決めた件だ。裁判となって無効になった。その前にはアイズナーはカッシェンバーグを追い出し、逆に高額退職金の支払いを要求され、支払った。そして今度はアイズナー本人の退職金問題である。さすがに金額もファンタジーというしかないが、最大の問題は、振り込み先の口座は、夢でも幻でもなく本物の銀行だというところかな。

もう一つの激震は香港ディズニーランドの開園だ。今年2005年9月12日だ。目標入場者数は年間560万人とのこと。TDLの2500万人から考えるとずいぶん控えめだ。1/3は香港、1/3は中国本土、1/3はその他ということらしい。香港DLが開園することで、TDLの入場者が減るのか(代替効果)、あるいは香港の次は、東京にも行こうと思うのか(相乗効果)、まったく想像もつかない。香港DLでは従業員約3000人を採用するらしいが、従業員教育の困難さが目に浮かぶようだ。


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