ユーロ安だからといって・・

2010-06-15 00:00:18 | マーケティング
ユーロ安になっていて、そのせいで、だいぶ損をしているのだが、一矢報いようとして後悔した話。

芝刈機。

今使っていた機種より、やや大きめの機種にして作業効率を上げようと思っていて、機種を調査していた。そして、パナソニック製の芝刈り機が、最適という結論は持っていたのだが、何しろブランド品は高い。昨年の末から価格調査をしていたのだが、どうも徐々に品薄になっていたような感じを持っていた。

そのうちわかったのは、パナソニックが芝刈り機の生産を中止したこと。

地球温暖化で芝生の成長もぐんぐん早くなっていて、文字通りの成長産業なのだから子会社化したサンヨーで生産すればいいのにと思うのだが、操作ミスで足の指でも斬り落とした日曜園芸家からの訴訟でもあるのだろうか。

ということで、R社とかM社といった国産メーカーの製品で、妥協することにしたのだが、・・



近くのホームセンターで芝刈り機のコーナーへ行くと、R社やM社の製品の隣に、カラフルなヨーロッパ感覚の芝刈り機の特設コーナーが設置されていた。緑と赤のプラスティック製だ。日本メーカーのは、いかにも危険という感じの黄色なのだが、ずいぶん違う。さらに、日本メーカー品は電源コード付きだが、こちらはリチウムイオンのバッテリーである。急速充電30分で30分動かすことができる。

リチウムイオン電池とは、電気自動車みたいだ、と思ったら、メーカーは「BOSCH」。ドイツの自動車部品メーカーである。

さらに価格が安い。1万円と2万円の中間だ。要は、ユーロ安。一時165円を超えた1ユーロは今や110円を割れている。2/3だ。日本メーカーより、スタイリンググッドで、バッテリー型である。

いわゆる衝動買い。

結局、衝動買いの結果はいつも通りの無駄使いということになるわけだ。

まず、稼働音が猛烈である。ヘリコプター着陸といった轟音が町内を揺さぶるわけだ。バッテリー満タンでもせいぜい10分間だろう。それ以上だと警官が来るかもしれない。そして、日本の芝は、気温のせいだろうが、より硬い。ドイツの芝はフニャフニャなのだろう。芝を切る音も加わる。そして、回転式のプラスティックのチップが芝を刈り倒すはずが、チップの方が目こぼれする。ゴルフ場のようにきれいには刈りそろえず、芝刈り機ではなく、単なる草刈り機である。



そして、結局は、既存の小型芝刈り機で、刈り残し部分を調整することになる。

これでも、作業時間と体力の消耗を考えると、少しは改善したのかと思うのだが、別に潔癖症ではないのだが、仕事終了後の芝生のムラ刈りをみると、どうしても中途半端な気分にしかならない。

つけ加えると、30分の作業分の充電を行った後、10分間の仕事をして、残っているはずの20分の電気量を使って翌週も刈り込みをしようとしたら、5分でバッテリー切れになる。再度30分の充電をしても、またもバッテリーが中途半端になるだろうということは、簡単に予測できるわけで、呆然とすることになる。

リチウムイオン電池の開発も、この社には問題があるのだろうか。よくわからない。


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