AED講習会を凍りつかせた一言

2009-01-19 00:00:12 | 市民A
ab4f5a5e.jpg先日、AED(Automated External Defibrillator=自動体外式除細動器)の講習会へいく。

最近、駅などに常備され、ついに入居しているオフィスビルにも、管理人室に配備された。オフィス内でなんらかの原因で心停止した人間がいた場合、管理人室に行って、管理人がいなくてもAEDの器具を現場に持っていって、救急車がくるまでの時間に、処置することになる。そのための訓練。メーカーの人が、訓練用の「本当は電気の出ない」モデルを使って実演する。

まあ、その前に簡単な理論だが、心臓が止まっても、約15分くらい微細な細動が残っているそうだ。その間に、強い電気ショックを与えることにより、心臓の動きを復活させる可能性がある。ただし、1分遅れるつど、7~10%ずつ助かる可能性が下がるから対処は早いほうがいい。しかし、シロウトにとって、心臓が止まっているかどうかの判定も難しく、後述するように、動いているのに電気ショックを与えたら大変だ。

それが、この器具を使うと、コンピューターが心電図を解析し、「心臓が正常に動いている場合」には作動しないし、「細動が残っている場合」には、間隔をあけ電撃を繰り返し、「細動がなくなる」と、動作を終了する。

操作は、胸の所定の二箇所に電極のついたパッドを貼り付けるところから始まる(女性の場合、胸が露出してしまうが、たぶん、後で救命活動をした人が犯罪に問われることはないと思う)。そして、できるだけ、人工呼吸と心臓マッサージを続けることになり、電撃が始まる数秒前に、

「離れて下さい!」と命令的な声が流れ、全員が器具や患者から数メートル離れるわけだ。そして電撃。

それが終わると、また人工呼吸と心臓マッサージ。そしてまた、

「離れて下さい!」以下、細動が残る限り、繰り返しになる。そのうち運がいいと救急車が登場し、役割交代である。

では、「離れて下さい!」のとき、逃げ遅れて、一緒に電撃を受けた場合、どうなるか。これをメーカーに質問した人がいた。

答え:「心臓が止まります」。

この一言で、会場の空気が凍ってしまったわけだ。

質問:「何メートル離れれば、感電しないのですか?」

質問:「床が濡れていると、電気が漏れるのではないですか?」

質問:「革靴を履いていると、安全ですか?」

質問:「感電して心臓が止まった人のための別のAEDはないのですか?」

妙な話になったところで、講習会は時間切れの終わりとなった。

コメント   この記事についてブログを書く
« アナログ回路のような事件? | トップ | 定額給付金の行方 »
最近の画像もっと見る

コメントを投稿

市民A」カテゴリの最新記事