ISUZUプラザで車酔い

2019-07-21 00:00:11 | 美術館・博物館・工芸品
少し前に、藤沢市にある、いすゞの工場に隣接したISUZUプラザの見学に行った。湘南台駅に約20名集合して送迎バスに乗る。湘南台駅というのは神奈川の県央に近いが、3線が乗り入れるターミナル駅だ。

そして、工場見学と思っていた人もいたが、今や自動車工場の内部は秘密主義だ。業界のプロが見ると、小さなことからでも大きな秘密を見抜かれることがある。実際、工場ではなくISUZUプラザで展示されているエンジンの組み立て図をTOYOTAの社員にみせたことがあるらしく、「ここまで見せる会社はないのでは」と言われたそうだ。



そして、展示は一階から回るのだが、いすゞの歴史ということで、乗り合いバスやトラックから始まったそうだ。いくつかの会社の自動車部門が分かれて合併を続けていたそうだ。



次に、ここの中心展示のジオラマ。トラックやバスが走り回る架空の街並みを寸法を正確に縮小して動かしている。確かに鉄道のジオラマよりも複雑で多様だ。走っている車は、ディーゼルエンジンで動くものと、過去に乗用車を作っていたころの車種の模型などである。



経営学でいう「選択と集中」ということで、だいぶ前に乗用車の生産を止めて、トラック・バス・エンジンそのものに経営資源を統一したということで、解説をお願いした方は、乗用車の開発をしているときに、「乗用車から撤退」という会社発表を聞いて、茫然としたらしい。ところが、タイの工場でSUVを作っていて、東南アジアで販売しているそうだ。展示されていたが、日本ではあまり売れないだろう。



そして売り上げの柱の一つが、防衛省向け。兵員輸送車が展示されていた。頑丈な車で、輸送機で運んで、所定の場所にパラシュートで落とすそうだ。落としてもこわれないように丈夫な板バネのサスペンションだ。運転席に座っただけで背中が痛くなった。

普通のトラックはドライバーの高齢化で、腰にやさしいエアサスが必須になっているのに自衛隊向けとは大きな差がある。聞いたところ、「自衛隊員は頑強だから」ということだった。背骨や腰骨も頑強なのだろうか。



そして歴代の名車として、117クーペ、ジェミニ、ベレットといった展示がある。社員のノスタルジアだろうか。

ところで、大型車の運転シミュレーターが置かれている。普通車とはまるで動きが異なる。1分運転しただけで車酔いして5分終了後にはまっすぐ歩けなくなっていた。
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