Dr.C:Labo は、◎なのだろうか?

2005-04-29 19:42:26 | MBAの意見
708e0eb4.jpg「ドクターシーラボ」という会社は、有名といえば有名、無名と言えば無名だ。1998年に会社として発足。化粧品の通販中心に、年商152億円。経常利益31億円。今年2月には、堂々と東証一部に上場することになった。26日午前、一部上場後、初めての株主総会が六本木ヒルズ49階、アカデミアヒルズタワーホールで開かれた。

会場の椅子の数は約400。驚くことにほぼ満席。そしてちょうど半分位は女性のようだ。要するに一般投資家、勢揃いだ。決算期が1月末ということで、多くの参加者があるのだろう。社長は石原智美さん。総会議長として取り仕切る。

決算書を見れば、売上高は前年比30%以上の伸び、経常利益率は測ったように20%キープ。借金ゼロ。自己資本比率73%、総資産は89億円なので、回転率は1.7。ちょっと低いような気がするのは、おカネの貯め過ぎだろう。売上げの6割は通信販売とのこと。一方、全国出店は続けていて、百貨店などへ出店(赤と白の制服きている)。3年後の中期目標が現在の2倍の売上ということは30%成長を続けるということだろう。ハワイ、香港、台湾にも進出。監査法人はトーマツ(こういう会社は気が楽だろう)。

議案はいくつかあったのだが、特筆すべき点は、新取締役選任の件。資生堂から引き抜いた49才男性。それと、例の「株主以外の者に対して特に有利な条件をもって新株予約権を発行する件」だ。ただし3,000株に限定だ。980,000株を発行しているため、この3,000株が何を起こすのでもないのだが、自社株買い付けを3,000株強行っているので、それの見合いなのだろうか?とりあえず、毒を一滴、垂らしてみただけか?

また、大きな声では言えないのだが、業績好調の陰には「地球温暖化」があるそうだ。夏は「美白」、冬は「保湿」がキーワードになっているそうだ。私見だが、温暖化を騒げば騒ぐほど、心配になって商品が売れるという構造なのだろう。石原社長には温暖化の責任はないだろうが・・

そして、Q&Aタイムだが、さすがに大量保有者らしい人からは、熾烈な質問がある。( )内は私見。
Q:研究開発費は?
 A:売上げの1%以内。
Q:少なすぎる!もっとつぎこむべきでは?
 (少ないことを喜ぶべきか悲しむべきかは不明だ)

Q:連結決算から単独決算を引き算すると、海外子会社は相当赤字ではないか?
 A:お説のとおり、まだ売上げは低すぎる
 (指摘される前に言ってほしかった)

Q:ネットオークションに安価で大量出品されているが、流出ルートは?
 A:毎日、ネットを見ているが、ルートは不明だが、・・・。
 (なるほど、いろいろあるものだ・・・)

Q:製品の生産は自社で行っているのか?
 A:薬事法上、自社で製造することになっていて、他社とはああだこうだ・・
 (意味不明だが興味なし)

その他は、つまらない話
Q:女性役員が少ない。
Q:従業員のマナーが悪い。
Q:株主優待がケチだ。
Q:配当性向を上げないのか?(そうだそうだ)
Q:株主総会の場所がわかりにくい(○なかものめ!)。

悪口ばかり書いているが、実は株式は損切り済みだ(ただし1月末時点では株主だった)。他の株主は儲けているのかな?悪口を読んでくれて株価がもっと下がれば、リターンマッチに参戦するつもりではあるのだが・・・

そして、株主総会の後、隣のパーティールームに移り、懇親会。まあ、アルコールはないのだが、生ハムにはありつけた。本場スペインの生ハムには遠く及ばないが、国内で食べた中では最高クラスの味だ。なんとなく、女性たちが群がっているメインテーブルは事故にまきこまれそうなので、端っこのテーブルのデザートから逆順で進む。立食パーティーの必勝法は「逆順」だ。最後にオードブルとスープを飲んで、お昼代を浮かした。

帰り際に、ビタミンサプリとコラーゲンゲルとをもらった、足の裏のウオノメ除去跡が角質化しているので、塗りこんでみよう。情報では、これから商品購入券が届き、さらに税金天引き後の若干の配当金が入ってきて、それらの合計額はキャピタルロスのごく一部分をうっすらと覆ってくれることだろう。


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