ワールドカップ63試合を見終わる。

2018-08-08 00:00:28 | スポーツ
サッカーワールドカップロシア大会を見終わる。実は全64試合だが、1試合だけ録画ミスをしてしまった。結果として63試合。

使っているプレーヤーに1.3倍速という機能があって、それで見ると、試合が非常にスピーディーだ。ボールは速いし、選手の足も速い。全部が速攻に見える。未来のサッカー戦略のようだ。たぶんハリルホッジ前前監督の目指すサッカーだったのだろう。

不思議なことに1倍速に変えると、最初はボールの動きが緩慢に見えるが、30秒もすれば速度変化に慣れていく。

ところで、物議をかもしたのが、日本-ポーランド戦のラスト10分間の日本のボール回しだった。リードされているのに、攻めずに守りに入った。それに対して相手のポーランドが同調して、攻めることを止めたので、ボール回しの練習みたいになった。そして、その後、賛否両論があらわれるのだが、予選第三戦の前の段階で、日本:勝点4、セネガル:勝点4、コロンビア:勝点3、ポーランド勝点0だった。つまり、ポーランド以外は勝てばいいし、引き分けでもかなりの確度で決勝トーナメント行けそうだ。

そして、同時刻に始まった日本-ポーランドとセネガル-コロンビアが動いたのは、ポーランドが1点先制した時だ。このままいくと、セネガル5、コロンビア4、日本4となるが、得失点差1の差でコロンビアが2位になる。しかし、次の1点によって順位が変わるのは目に見えているので、まだ手は抜けない。最も攻撃的になるべきは日本だった。

ここでポーランドが次に点を取れば、セネガル-コロンビアがパス回しを始めただろう。ところが、次の1点はコロンビアが取る。今度は、コロンビア、日本、セネガルの順になる。そして残り10分で日本のパス回しが始まる。

その段階でポーランドは「勝点3を取る」という唯一のミッションは達成している。一方、セネガル-コロンビアは重大である。セネガルにとっては1点取ればいいわけだ。少なくてもコロンビアより上になれば決勝トーナメントに行ける。一方、コロンビアはセネガルに1点取られると日本と2位の座を争うことになり、日本が1点取れば3位になる。つまり、手が抜けないわけだ。

そしてグルグル回しが始まったころ(残り10分)、連続して2回ほどセネガルが絶好のチャンスを迎える。シュートが正確であれば、ここで日本の作戦が「大失敗」ということになったはずだ。一方、コロンビアにとってはセネガルと引分けになっても、日本がグルグル回しを続けて負ければ決勝に行けるのだが、セネガルと同点になると、今度は日本がポーランドを攻め立て始めるだろうから、結局守り抜くしかない。唯一、セネガル-コロンビア戦の方がインジュリータイムが長く、日本-ポーランド戦終了時刻より2分ほど終了が遅れる。この2分間はコロンビアにとっては、負けても構わない時間だった。とはいえ、ベンチから選手に伝える方法もないし、伝える必要もないわけだ。

日本が点を取りにいかなかったことが、不興の原因だったのだろうが、たぶん『自分のゴールに蹴り込んでわざと負ける』場合には、大目玉を食らうだろうと推測できる。


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