早く負けたくてもどちらかが残る

2012-08-19 00:00:17 | スポーツ
夏の甲子園に注目したことはほとんどないのだけど、組合せの妙と言うか、本日の第一試合は事情を知っている人たちからは大注目の一戦となる。

 仙台育英×作新学院

世間では、「地獄甲子園」とか「根性焼きVS強盗集団」とかネーミングがついている。

一方は、最近有名になった「いじめ被害者退学処分」。もう一方は、野球部員が雑木林で少女に抱きついて金を奪った(容疑者は、抱きついただけと言っている)とされる。

まあ、仙台の事情にも栃木の事情にも疎いのだが、神奈川県の事情から憶測すると、スポーツ振興高とか進学高とか裏側では醜いことが散々行われている。文武両道とかいって、実際には、「文」の生徒と「武」の生徒とはまったく別コースだし、そのどちらにもあてはまらない多大な学費を肩代わりする大勢の生徒というような構成になっている。ギリシャ時代の文武両道は、一人の学生が文にも武にもすぐれていることを求めたのだ。

さらに学校を意味するアカデミアの起源だが、哲学者プラトンが無知の王により奴隷として売り飛ばされた時に、ギリシャの市民や貴族がおカネを出し合ってプラトンを買い戻し、その余ったお釣りのおカネでプラトンのためにアカデミアをプレゼントしたわけだ。彼は、若い時はレスリングの選手だったのだ。

考えてみれば、頭が良くてスカウトしたり運動能力を見込んでスカウトした生徒を、見込み違いとか、ケガで運動ができなくなると、さっさと退学させるような学校が世界のどこにあるのだろうか。(まあ、結構、他の国にもあると思うが)


どちらも学校も、今回はそろそろ敗退して世間の鎮静化を図りたいところだろうが、残念ながらどちらかが勝ち残ることになる。そういうことに全く触れないで、何もなかったかの様に報道するテレビ局が信じられないのだが、大相撲の不祥事だってそんなものだった。

ところで、五輪ではバドミントンの試合で両者ともに無気力試合ということで、いつもマナーの悪い東アジアの2カ国がダブル失格になったのだが、・・


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