トキソプラズマに操られるアニマル達

2023-01-04 00:00:53 | 市民A
トキソプラズマと狼に関する記事がナショナルジオグラフィック誌に書かれていた。

トキソプラズマはありふれた寄生生物で、単細胞である。つまり細胞が一つなので考えたりはしないのだがあらゆる種類の恒温動物に寄生していて、宿主を操ることで知られている。

ネコ類の腸内で繁殖するが、そのため宿主である他の動物がネコ類に近付いてくるように行動することがわかったそうだ。アメリカでは自然界にオオカミを繁殖させようと努力しているのだが、イエローストーン国立公園に住むオオカミの研究から、トキソプラズマに感染しているオオカミは群れから離れる割合は11倍高く、群れのリーダーになる割合は46倍も高いそうだ。そして勇猛果敢な性格のオオカミはネコ科のピューマを恐れずに近づいたりするそうだ。

また、トキソプラズマに感染したハイエナは、ライオンを怖がらない性格になるそうだ。

リーダーとは関係ないが感染したネズミはトキソプラズマに感染しないネズミよりも猫に近付く割合が高いそうだ。


問題は、人間。人類の1/3はトキソプラズマに感染しているそうだ。負け戦と分かっていても開戦したり、休戦しない独裁者がいるだろう。


ただ、人間の独裁者は、勇猛果敢なことを口にするが、実際には敵に近付いたりしないで、核シェルターの中で無茶な指示を出すわけだ。