運転免許証期限切れで慌てた人の話

2021-10-21 00:00:28 | 市民A
知人と平日ゴルフの予定だったが、前日の午後になって急に電話がある。昨今、電話というのは、よほど急を要することが多い。急に起こるのはたいていネガティブ方向の話。ポジティブな話はあまり電話では来ない。ノーベル賞とか直木賞とかは電話で通知が来るそうだが、縁がないので。

要件は、明日のゴルフのキャンセル。理由は、「運転免許証の有効期限を少しだけ過ぎていたことに気が付いた」ということ。つまり無免許運転になる。

大分前に免許を取った人は知っているだろうが、免許の有効期限はブルーが3年間、ゴールドが5年間(縁がないが)。誕生日の1ヶ月後までが有効となっていて、それを過ぎると6ヶ月以内は「うっかり失効」ということで、適性検査で再取得できるが6ヶ月を過ぎると、仮免状態になるらしい。つまり試験が必要になる。

知人は数日超過ということで、この1ヶ月以内の範疇ということで、せっかくの平日休みをゴルフ場ではなく、免許センターにいくことになったわけだが、ある意味ラッキーだったような気もする。

どうも転居した時に、警察に住所変更を届けなかったため、連絡がこなかったというのが主因だが、もう一つの理由は、元々ゴールドで5年前に取得した時は、世は平成の時代。免許書の有効期限は「平成33年」となっていたそうだ。平成33年が今年のことという認識がなかったようだ。確かに「平成33年」というのは西暦派にとっても年号派にとっても実在しないわけで、無理からぬようにも思える。ちなみに今の免許は「2024年(令和6年)の〇月〇日まで有効」と併記してある。

そして今回の件でゴールドからブルーへと格下げになり、次の保険更改の時に保険料が高くなるわけだ。

ところで、新型コロナウイルスを理由として、「有効期間までに更新手続を行うことができず運転免許を失効させた方は、運転免許の失効から最長3年以内かつ新型コロナウイルス拡大の終息から1か月以内であれば、やむを得ない理由があったものとして失効手続をすることができる」との規定があるそうだ。
この内容の中で『新型コロナウイルス拡大の終息から1か月以内であれば』というフレーズがある。つまり、いつかどこかで誰かが「コロナ終息!」と宣言を出すということになるのだろうか。