八冠に近づく三冠の敵は

2021-09-25 00:00:52 | しょうぎ
藤井聡太二冠が三冠になった。インタビューで八冠についての質問があり、「現時点では考えていないが、理想」という回答だったのだが、他の棋士が言ったら「〇〇さん、おかしくなったんじゃないの」と言われるだろうが、彼の場合は許される。たぶんそうなるだろうと思っている人が多いからだ。

そして、一旦タイトルを獲得したら五番勝負とか七番勝負といった防衛戦で負けることはほぼないだろう。大山康晴15世名人の最盛期ではタイトル戦の相手は番勝負の中で1勝あげるのがやっとということで、結局は賞金独り占めとなり棋士の多くが貧乏になり、職業として魅力を失っていく。

羽生七冠の場合はタイトルを独占することにより対局数が減り、実戦勘にやや問題がでてきたように思ったが、藤井三冠の場合は、そもそもPCを使って研究しているのだから、その例には拠らないだろう。

むしろ、彼を除けば群雄割拠的状況なので、タイトル戦の挑戦者が次々と代わるのではないだろうか。挑戦者の方は藤井八冠のことだけを研究するだろうが、八冠の方は相手が多すぎて研究をしぼることができないということになりそうで、そのあたりが落とし穴になるのかもしれない、と予想する。

さて、9月11日出題作の解答。








今週の問題。



ヒントなし。

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