杉山神社はなぜ集中しているのか

2021-03-24 00:00:12 | おさんぽ
自宅近隣に杉山神社という神社があるのだが、知人の家のそばにも別の知人の近くにも杉山神社があるという話がある。歳のせいで知人たちがボケたのだろうと勝手に思っていた。知人たちの方も同じように思っていたのかもしれない。

ところが、どうも全部正解で、杉山神社はたくさんあることがわかった。それも全国ではなく、この近くにだ。具体的には、現存する杉山神社は全国で44社であり、そのうち横浜市に35、川崎市に3、あとは町田市と稲城市。つまり、武蔵国の西側で多摩川より西側。横浜市の西部から先は相模国なので、かなり狭い範囲に集中している。

古史上は前の大地震のあった貞観時代には大きな勢力があったと推測されるが、その詳細はわかっていない。さらに、これでも多くの支社が合祀を続けて、今の数になったというのだから、あまり例がないだろうか。

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ということで、近隣の一つ茅ヶ崎中央の杉山神社に参拝する。実は、この「茅ヶ崎」という地名も湘南海岸の「茅ヶ崎」という地名との関係もあるようで不明だ。この横浜の茅ヶ崎と湘南の茅ヶ崎は、実は古代からの道である「中原街道」でつながっている。



杉山神社の入口には『村社 杉山神社』と石碑がある。村に一つではなくいくつかの杉山神社もあるし、近くには同様に歴史のある「剣神社」というのもある。

境内の桜は、すでに「色は匂へど散りぬるを」の状態。由緒についてはこれ以上は手掛かりなし。