7つ目の永世称号を獲得した羽生善治氏について、各界からメッセージがあるが、その中の一つに気になることがあった。
マネックス証券の松本大社長のショートエッセイである「マネックス松本大のつぶやき12月06日号:永世七冠」
その中で、次のような一節があった。
「韓国の棋士」、「不文律では禁止」、「淡々と対応」。これらがなかなか腑に落ちない。
韓国の将棋棋士といってもプロ棋士はいないはずだし、アマチュアだったら最初からどうでもいいわけだし、もしかしたら、チェスの話なのだろうか。しかし、チェスはルールが事細かく決まっているし、引き分けルールにあいまいなところがあるにしても、指していれば結論は出る。
そして、「不文律で禁止されていること」ってなんだろう。禁じ手は規則に書かれているしかないだろうが、再考すべきなのだろうか。
ということで、その対談した時の状況を調べてみることにすると、松本氏が一回対談したというのは、2002年7月1日に、松本、羽生両氏に加え、梅田望夫氏の3名で、「若者の才能を解き放て」という対談が行われていて、その内容は324円使うと読むことができることがわかった。
しかし、324円を払う前に色々と考えても、才能を解き放つ話と韓国人棋士の習性と関連があるようにも思えないし、囲碁の世界の話のようにも思えるし、その場合、対談の相手は囲碁棋士の話だろうし、そうなると永世七冠の記事ではなくなってしまう。
そんないい加減なことを書く社長の会社を使って株を買うのもやめてしまおうかとも思うかもしれないが、とりあえずラウンドワンというボウリング場の会社の株を買ったら、じわじわ上がり始めて、まだ利確の時期ではなさそうなので、困ってしまう。
では、「将棋の不文律で禁止」というのは何か考えてみると意外にわからない。
まず、持駒を見せない、というのがある。駒を握ったり座布団の下に大駒を隠したり裏返しに積み重ねたりとか。しかし、禁止されているわけではない。
持将棋を認めないというのは、負けている(駒が少ない)方だろうが、特に禁止ではないが、結局粘っても勝てない状態になるとあきらめるしかない。
正座でも安座でもなく立膝になる、というのも禁止されているわけではない。
勝負がついた時に、負けた方が「負けました」とかいうのではなく、勝った方が「勝ちました」というのも、一応セーフだろう。
どうも本命は、席をはずしてソフトでカンニングとかだろうか。対談のあった2002年頃には強いソフトはなかっただろう。あるいは、カンニング棋士の実名を挙げると差し障りがあるため、外国人棋士という存在しない棋士を出して、記事を読んだカンニング棋士への警告にするつもりだったのだろうか。
ところで、ネットで「将棋の不文律」を調査中に、とんでもない話を見つけた。対局に遅刻した棋士についてだが、基本的には遅刻時間の3倍が持ち時間から差し引かれるという罰があるのだが、それ以上に「遅れてきた棋士は、負けることが不文律になっている」というのがあるらしい。対局料はいただけるが、トーナメントの次には行けないわけだ。
しかし、それはいわゆる「・・・」なのではないだろうか。真偽はどうなのだろうか。
さて、12月9日出題作の解答。
手数が短い。
動く将棋盤は、こちら。
今週の出題。
一桁詰めである。最終手は先週と同様に2種類ある。
わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。
マネックス証券の松本大社長のショートエッセイである「マネックス松本大のつぶやき12月06日号:永世七冠」
その中で、次のような一節があった。
・・・羽生さんとは一度対談したことがありますが、韓国の棋士がルールブック上は出来るが不文律では禁止されているように考えられていた手を使うようになり急に強くなった、と云うことを仰って、それに対して文句的な考えは一切持たずに淡々と対応されていることをことを聞いて、深く感銘を受けました。・・・
「韓国の棋士」、「不文律では禁止」、「淡々と対応」。これらがなかなか腑に落ちない。
韓国の将棋棋士といってもプロ棋士はいないはずだし、アマチュアだったら最初からどうでもいいわけだし、もしかしたら、チェスの話なのだろうか。しかし、チェスはルールが事細かく決まっているし、引き分けルールにあいまいなところがあるにしても、指していれば結論は出る。
そして、「不文律で禁止されていること」ってなんだろう。禁じ手は規則に書かれているしかないだろうが、再考すべきなのだろうか。
ということで、その対談した時の状況を調べてみることにすると、松本氏が一回対談したというのは、2002年7月1日に、松本、羽生両氏に加え、梅田望夫氏の3名で、「若者の才能を解き放て」という対談が行われていて、その内容は324円使うと読むことができることがわかった。
しかし、324円を払う前に色々と考えても、才能を解き放つ話と韓国人棋士の習性と関連があるようにも思えないし、囲碁の世界の話のようにも思えるし、その場合、対談の相手は囲碁棋士の話だろうし、そうなると永世七冠の記事ではなくなってしまう。
そんないい加減なことを書く社長の会社を使って株を買うのもやめてしまおうかとも思うかもしれないが、とりあえずラウンドワンというボウリング場の会社の株を買ったら、じわじわ上がり始めて、まだ利確の時期ではなさそうなので、困ってしまう。
では、「将棋の不文律で禁止」というのは何か考えてみると意外にわからない。
まず、持駒を見せない、というのがある。駒を握ったり座布団の下に大駒を隠したり裏返しに積み重ねたりとか。しかし、禁止されているわけではない。
持将棋を認めないというのは、負けている(駒が少ない)方だろうが、特に禁止ではないが、結局粘っても勝てない状態になるとあきらめるしかない。
正座でも安座でもなく立膝になる、というのも禁止されているわけではない。
勝負がついた時に、負けた方が「負けました」とかいうのではなく、勝った方が「勝ちました」というのも、一応セーフだろう。
どうも本命は、席をはずしてソフトでカンニングとかだろうか。対談のあった2002年頃には強いソフトはなかっただろう。あるいは、カンニング棋士の実名を挙げると差し障りがあるため、外国人棋士という存在しない棋士を出して、記事を読んだカンニング棋士への警告にするつもりだったのだろうか。
ところで、ネットで「将棋の不文律」を調査中に、とんでもない話を見つけた。対局に遅刻した棋士についてだが、基本的には遅刻時間の3倍が持ち時間から差し引かれるという罰があるのだが、それ以上に「遅れてきた棋士は、負けることが不文律になっている」というのがあるらしい。対局料はいただけるが、トーナメントの次には行けないわけだ。
しかし、それはいわゆる「・・・」なのではないだろうか。真偽はどうなのだろうか。
さて、12月9日出題作の解答。
手数が短い。
動く将棋盤は、こちら。
今週の出題。
一桁詰めである。最終手は先週と同様に2種類ある。
わかったと思われた方はコメント欄に最終手と総手数とご意見をいただければ正誤判定します。