ハワイ島といえば火山ということに

2016-12-12 00:00:07 | たび
ハワイ島といえばキラウエア火山ということになるのだが、超短期的に言えば、今年は大人しかったようだ。もともと島の全部が火山の溶岩でできている。100年ほど前は活発期で、島のあちこちに溶岩が流れていたようだ。どこにいっても土ではなく溶岩が見える。

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ところが、つい最近になってマグマが上昇してきて、ハレマウマウ火口に赤い物が肉眼で確認できるようになったそうだ。ハワイ島は観光地なので、わざわざ島に来てくれた人にマグマが見せられず白い煙だけだったら申し訳ないと思っているようだ。白い煙だけで入山禁止にしてしまう国とは違う。

現地ガイドの方の話では、最近、マグマが見えると思ったら熊本や東北で地震が起きた。東日本大震災の時も火山活動が活発だったそうだ。日本海溝の奥にハワイを乗せたプレートが沈み込んでいて、年に10センチずつ近づいているようだ。

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そして溶岩トンネル。不思議な景色だ。足元が暗く、天井も低い。靴を濡らさないように、頭をぶつけないようにと注意されても、水たまりに靴を沈めたり、頭を溶岩にぶつけたりする。

国立公園なので、溶岩の持ち出しは禁止だが、やはり記念品に溶岩のかけらを持ち帰る人がいるそうだ。(もっとも溶岩は果てしなくあるが)。溶岩を持ち帰ると不幸が起こると言われていて、特に離婚率が高まるそうだ。そのためにわざわざ持ち帰ったり、仲の悪い友達のためのプレゼントにすることがあるようだ(逆出雲大社か)。