あの人もこの人も

2016-07-08 00:00:43 | 市民A
「あの人もこの人も」と書くと、最近は「○せい剤」ということになるが、これらは肉体的麻薬ということだが、「精神的麻薬は宗教」と言われる。

もちろん世界の過半の国では宗教は自由だが、無宗教を強制する隣の国やイスラム圏は別だ。隣の国は無宗教を推進するから拝金主義に走る。イスラム教は基本的には他宗徒は敵、無宗教は獣と認定するのだが、他宗徒には、まず改宗を迫り、断った場合は真性の敵と認定することになっているはずだが、最近はもっと速攻になった。

日本でも穏健な仏教の中から、やや過激な仏教が発展し、さらに先鋭化し権力者と武力抗争を繰り返したし、キリスト教も欧州では激しく宗派抗争を繰り返していて、日本でもご禁制となった。情熱的な信者から見れば「信仰の自由などとんでもない間違い」で、自由にして他宗教が存在するくらいなら、宗教をご禁制にして「禁制下での布教」の方が、価値があるということだろう。

ところで、穏健なはずの旧来型宗派である真言宗には多数の派があり、その辺の事情はよくわからないが、日本に既に存在している神道系の各種儀式や結婚式の時だけのキリスト教とかとは共存することになっているそうで、「あるがままのわたしの心」を大事にすることが共通認識らしく、新設墓所の開眼式にお願いしたご住職様からいただいた、派の雑誌にはそのようなことが書かれていた。

で、あの人もこの人も、というのはその雑誌のインタビューコーナーに登場した有名人の方々で、やや面白い。


まずは、職業不詳の人だが、Bたけしさん。こどもの頃、西新井大師のそばに住んでいた縁だそうだ。何かの際、大人が飲食店で亀を食べていたのを見て、悪童たちと寺院の池にすむ亀を捕まえて食べたそうだ。胃腸炎となる。保健所の人から、大人が食べていたのはスッポンであると言われたそうだ。

その罰が、後年のバイク事故につながったのだろう。たけしは死んで、亀が生き返ったのかもしれない。そうするとあと1万年生きることになる。


次の方は女性。T沙羅さん。ジャンプの世界女王。北海道の出身で、幼稚園は、この派の寺院が経営しているそうだ。海外遠征から帰ると仏壇のおじいさまに報告するそうだ(メダルの数かな?)。

そういえば名前の沙羅は仏教用語だ。本人は名前を選べないのだからそういう家族だったのだろう。

ジャンプ競技の神髄は不動明王かもしれない。不動というのは動かないでじっとしていることではなく、こうと決めたら何が起きても動じることなく実行する心の制御法のことだそうだ。大部分のスポーツは状況に応じて対応を変える「刹那主義」が肝心だが、100m走とか、ゴルフなんかは不動明王が合っているのかもしれない(こうと決める時に間違っていると失敗するが)。