バレンティン、イチロー、カトー、オー

2013-09-25 00:00:42 | スポーツ
スワローズのバレンティンが王貞治氏の年間ホームラン数を遥かに超えて、さらに上乗せ中であり、しかも三冠王にもきわめて近い状況にある。通常、三冠王になるとMVP選手となるが、所属チームは最下位。本来、論議がおこるはずのないホームラン数という客観的数字にさえガヤガヤとなるのに、もう一つの楽しみがMVPということだろう。

遠くニューヨークの外野席から聞こえてきた、イチローのコメントが話題になっている。

同じチームメートだった選手が活躍するのはすごくうれしいです。
ただ、アメリカであのクラスの選手が日本でそれだけ活躍するということは、少し難しいというか、複雑な部分もありますね。


日本人らしく、批判のコトバの中にも「あいまいさ」をからめて、反論された場合に備えている(その用心深さが某電力会社にも必要だったのだが)。

今頃書くのも変だが、イチローが引退したら、サラリーマンを引退しようかと思っていたのだが、ここ数年、成績降下がはっきりしてきてハラハラしていたのだが、4000本安打の後の記者会見で、5000本は打てる、と予言したのを聞いて、「MLB」を引退した後、日本で続きをやるのだろうと想像していたのだが、バレンティンに対するコメントは、日本の野球の方が格下であるということをはっきり認めているわけで、それなら日本球界には戻らずにもしかしたら、あと1、2年内にバットを置く可能性もあるのだろう。(困)

そして、加藤コミッショナーの突然の辞任。早い話がバレンティンのホームランというのは、結構ギリギリが多いように思える。さらにバレンティン当人も「今年のボールは、よく飛ぶことがわかってきたので、バットを振り回してボールに当てれば飛んでいく、ということがわかっていた」とのことだ。

つまり、もともとボールの作成を上海で行うようにしたため、反発係数に関してのスペックムラが拡大し、飛ばないボールが出ないようにするために、精度を高めるのではなく、すべてのボールがよく飛ぶように基準を改訂してしまったわけだ。メーカー「M」の言いなりだ。

そして次のコミッショナー候補の一人が王貞治氏だそうだが、前コミッショナーのために、自分の記録が破られたと思っているなら、応諾するとは思えないわけだ。ただし、コミッショナーになって、「昨年のホームランは、すべて非公認。」とする手はあるわけだ。