「蛍の光」に濡れ衣が、

2011-05-30 00:00:44 | 市民A
『蛍の光』と言えば、貧乏学生が電気代を惜しんで、捕まえた蛍をビニール袋に入れて照明代わりに使うことで、一生懸命に勉強して、科挙試験に合格して中央集権的な国家で国家公務員になることを意味していた。

もちろん、現代人も計画停電とか夜の灯りを奪われることになったが、今さら蛍を捕まえる話にはならない。

が、一般的には、「蛍」は夏の風情というか、平和的なイメージが漂う生物である。

ところが、・・

最近、読んだ小冊子に、おそろしいことが書いてあった。

「放射能」と「放射線」の違い。

その例として、蛍が登場。



放射線物質から出てくるみえない線のことを放射線、放射性物質から放射線を出す能力のことを放射能といいます。放射性物質をホタルに例えると、放射線はホタルの光、放射能はホタルの光る能力のことを指します。


そして、(ホタル=放射線物質)、(光=放射能)、(光る能力=放射能)という図まで登場している。

しかし、ますます、わかりにくくなるような気がする。

さらに、これではホタルの光はゴジラが口から発射する放射線攻撃と同じになってしまう。

図をよく見ていると、読めないほどの小さな文字で、こう書いている。

*あくまでもイメージで、ホタルは放射性物質ではありません。


イメージを使う必要なんてないような気がする。

目の前で起きている現実を書けばいいのに。