佐藤大五郎九段

2010-09-25 00:00:47 | しょうぎ
マキ割り流と言われた佐藤大五郎九段が亡くなった。

確か、ラーメンが食べたくなって羽田から北海道に飛んだ、という逸話があったように思う。

札幌には何回も行ったことがあるが、そんなに美味しいラーメン店には出会ったことがないのだが、経歴を見ると函館出身となっている。行った先は札幌ではなく函館だったのではないだろうか。個人的には函館ラーメンの方が好きだ。

ラーメンの話の続きで恐縮だが、当時は航空運賃が今よりずっと高かったから、こういう話が逸話として成り立ったのだろう。何かが食べたくて、つい旅に出るなんて、今では普通の話になった。規制緩和で旅が気軽になり、一方、日本航空が破綻した。

書棚を探すと、大五郎先生の詰め将棋書が4冊と必死書が1冊、見つかった。



縛り手必勝法   日東書院 昭和41年



 新選詰将棋110題 永岡書店 昭和49年
 図解 新作詰将棋 日東書院 昭和50年
 新しい実戦詰将棋 永岡書店 昭和51年
 棋力アップ 詰将棋入門 日本文芸社 昭和58年

高額ラーメン食べるために、コツコツと仕事をされていたわけだ。


さて、9月11日出題作の解答。



▲2九馬 △同玉 ▲4七桂 △2八玉 ▲3七銀 △同玉 ▲3八銀打 △2八玉 ▲2九飛 △1七玉 ▲1八銀 △同玉 ▲1九歩 △1七玉 ▲2七飛まで15手詰。

初手が意外か。最後の方で打ち歩回避の手順あり。利きを弱くするというか、邪魔駒消去というか。

だんだん、駄作に見えてきていたので、これくらいで。

動く将棋盤はこちら


今週の問題。



少し、駒を少なくしてみた。いかにも簡単そうで、本当は簡単なのだが、あっさりとザルそば風に噛まずに飲み込もうとすると、のどに詰まるかもしれない。

わかったと思われた方は、コメント欄に最終手と手数を記していただければ、正誤判断。