小沢氏が政策を吹かないわけ

2010-09-02 00:00:58 | 市民A
9月1日は、民主党代表選の公示日かつ立候補受付日かつ立候補締切日である。そして、Web版に変わった「フォーサイト誌」の発売(というのかな?)開始日。そしてapple社の新製品発表の日である。

で、民主党の話題だが、立候補受付時間は、たった1時間である。もし、書類に不備があったら、どうなるのだろう。という事務的な問題だけではなく、なんとなく、第三の候補者が出にくいようなルールのような気もする。たとえば、立候補するかしないかはっきりしない候補者の動静によって、次の候補者が登場したり、とかそういうことだ。

そして、やはり第三の候補者は登場しなかった。推薦人が20人必要だから、簡単ではないのかもしれないが、「きわめて頭のいい人間(議員)」なら、今回の選挙ほど、小人数の支持で首相になる可能性が高いことは、なかなか期待できないからだ。

というのも、この1年を振り返っても、民主党が国民新党と社民党というかなり小さな政党に振り回され、牛耳られていたかは明白。要するにキャスティング・ボードを握れば一ケタの議員数だって、重要になってくる。

つまり、小沢・菅の両者が譲らず、得票が過半数に足りない場合、その第三の候補がキャスティングボードをもつわけだ。もちろん、どちらの候補を選ぶというチョイスもあるし、党を出るという脅しだって有効な場合もある。

オレを総理にしないと、民主党をつぶしてやる、とか脅して、第三勢力であっても民主党代表選の決選投票の時に粘れるわけだ。

しかも、勝ったつもりになっている小沢一郎は、実は、民主党代表になると言っているが、総理になるとは言ってなかったわけだ。(予算委員会の席に着く姿を想像できない、と菅氏に挑発され、席に着くという意味を話してしまったが)


そして、勝敗予想だが、実は圧倒的小沢有利になっているようだ。

要するに、国会議員が一人2ポイント持ちで412人で824ポイント。地方議会議員が合計100ポイント、党員・サポーターが合計300ポイントで、総合計1224ポイント、過半数613ポイントということ。

このうち、国会議員412人の投票予測では、小沢支持230人、菅支持100人。未定82人といわれている。

つまり、すでに460ポイントを確保。さらに未定議員票の1/2、地方議会票、党員サポーター票のわずか1/4が小沢支持に回った場合、642票となり、過半数を29ポイント上回るということだ。

つまり、当選が確実なのに、あえて党内議論などする必要があるのだろうか、ということだ。