接待激減のわけ

2009-01-26 00:00:41 | 企業抗争
ごく最近、世間から接待が激減しているようだ。

忘年会、新年会などの定番ものだけではなく、銀座のクラブや、接待用の豪華ゴルフ場など。

「不景気だから、当然だよ」という簡単な話ではないようだ。

実感としてわかるのだが、「接待されたくない」のである。

それも聖人ぶった論理で、そう言っているのではなく、もっと現実的な話。

つまり、「接待される→無理なお願いをされる、あるいは手厳しい通告を受ける」という状態なので、うかうかと宴会場に向かうわけにはいかないわけだ。

松坂牛のすき焼きを食べながら、「あの・・・、今まで長いお取引だったのですが、このたび、・・・」

とか、

ゴルフ場の1番ホールで、「今月分の原料代の支払ですが、なんとか5ヶ月ほど先にジャンプできないものでしょうか」

とか、言われる機会を与えたくないわけだ。

で、1日中顔を合わせているゴルフは、最も危ないし、酒の入った宴会は口が滑りそうで危険だし、二軒目で銀座に繰り出し、綺麗どころのお姉さまと飲めや歌えやもかなり危ない。せいぜい単価1500円のビジネスランチでアルコール抜きで、会場に10分遅れで到着し、30分ほどして、肝心な話が切り出されそうな気配を察すると、「1時から緊急会議なので・・・」とかごまかして逃げ出してしまう。

こんな状態で、どうすればいいか。

一人で遊べばいいわけだ。ゴルフ場では、キャディさんを独り占め、銀座のクラブでは前後左右上下に美女をはべらせればいい。ランチでは中ジョッキを重ねて、一人ですき焼き鍋を囲む。いや、一人では囲めない・・