お薬手帳で興奮した人

2008-06-03 00:00:15 | 市民A
f92d3f43.jpgたまに、調剤薬局に行くことがある。ある漢方薬の処方箋を持っていくわけだ。病名はあまりに軟弱で、シリアス性はほとんどないのだが、半年ほど前からもらっている(おっと、貰うのではなく、買うわけだ)。

昼休みに薬局で困ったことになった。私の前の老人が、薬剤師の女性に対し、大声を出し始めたわけだ。

老人「4月からって、後期高齢者と関係があるんだろ・・・」

薬局「いえ、それとは関係なく、皆さんの『おくすり手帳』に記入することになったのです」

老人「なんで、そんな余計なことするの」

薬局「薬局は自分のところの出す薬しか把握していないので、他の薬との・・・」

老人「なんで老人をいじめるの」

薬局「いえ、手帳に記入するのは、皆さん同じ点数ですから」

老人「俺は港区医師会の医者だ。飲み合わせなんて自分でわかるから、手帳なんかいらないぞ」

薬局「と言われても、規則なので」

で、押し問答になり、結局、私は昼食を抜くことになってしまった。

まあ、基本的に、列の後ろの人のことや、そこで大声を上げても埒が明かないのは目に見えているのだから単に老人性○○症ではないかと思うのだが、薬局側の女性の言葉で気になる部分があった。

つまり、点数の話。

「おくすり手帳」そのものは、かなり以前から持っていたのだが、てっきり単に善意的な確認事項だと思っていた。しかし、点数。点数といえば金額になる。

そして、調べてみると、かなり驚いた。『おくすり手帳』記入するというのは、ボランティアどころの話じゃなくて、れっきとした治療行為として、10点ということになっているそうだ。つまり100円。これに保険からの補填があって、10円から30円が個人負担になる。

正確に言うと、薬剤情報提供料として診療報酬10点となるわけだ。

しかも、老人手帳へ処方内容の記載を伴う場合は、老人薬剤情報提供料となり、10点ではなく、5割増の15点が請求されるそうである。老人狙いの巻上げの図である。振り込め詐欺と同根か・・

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