SuicaまたはPASMOの残高

2007-12-26 00:00:35 | マーケティング
首都圏のJR、私鉄ともSuicaまたはPASMOで改札機の通過が簡単になった。

カードを財布の中に入れて、改札機でピッ、またはピピッとタッチすればいい。細かな話だが、「ピッ」と「ピピッ」には違いがあって、「ピッ」は定期券区間の音で、「ピピッ」は定期券区間外で、要するにデポジットマネーが引き落とされる時の音だそうだ。経営学的に言えば、「ピッ」は固定費で「ピピッ」は変動費。例えば。正社員とパート社員の差のようなもの。

ところで、朝夕のラッシュの時には、改札機の中に、常に二人くらいが並んでいて、つい、前の人や後の人のカードの中にいくらぐらい残高があるか、見れてしまう。いつも思うのだが、大金をチャージしている人と、ごく小額をチャージしている人がいて、中間は少ない。

私は、小額派もいいところで、チャージは普通は1,000円ずつ。現在の残高は30円なので何の役にも立たない。この前、自宅の机を掃除したら、使いかけの端数の余ったパスネットが大量に出てきたので、シコシコ使っているからだ。それも1枚1,000円しか買わないので数百円単位なのが悲しい。

一方、10,000円以上のデポジットを持っている人も結構いて、改札を通るたびに「30円」を見られて恥ずかしくなる。

さて、このカードを直接あるいは定期入れや財布をタッチする方法だが、日本の改札機はタッチしやすいように改札機に平面ではなく傾斜をつけたタッチ面を採用している。角度は30度位かな。

実は、台北に行ったおりに気付いたのだが、台北では、これが地面と完全にフラット(つまり天井向き)にとりつけられていた。それでは定期券をタッチしにくいのではないか、と思われるだろうが、そういうことはないのである。

日本人はカードを定期券入れや財布のようなサイズのものに入れるのだが、台北では手持ちのバッグの底に仕込んでいるわけだ。そして、改札を通るときに、バッグの底を、タッチ面に、「ボコッ」、「バコッ」、「ドソッ」と置くというか落とすというかして通過していくわけだ。後で思うに、財布を取り出すという時に、何らかの犯罪者の誘惑を招かないようにという配慮なのかもしれない。

この前マネをして、カバンの底に仕込んで東京メトロに乗ろうとしたら、失敗した。「ピピピピピッ」。駅員がきてしまった。


ところで、このICカード方式だが、過渡的なものなのかもしれない。現金をチャージしなければならない(もちろん残高が3,000円以下になると、クレジットで預金口座から引き落とされるというサービス?もあるが)。そのうち、網膜認識とか指紋認識といった本人確認法と組み合わされた方法が導入される可能性があるのだろう。

指をタッチすると、本人口座を確認して残高が表示されたりして・・。億万長者は10億円とか、無産階級は30円と表示されたりだ。もちろんローンがあればマイナス表示だったりして・・



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