科学というのも、世界各国でずいぶん得意分野が違う。例えば、日中比較してもロケットで人間を乗せて地球を回そうというような大掛かりなものは、中国は実施しているが、日本はロケットすらまともに上がらない。だからといって無人ヘリコプターなど、日本人は簡単に作るが、中国では産業スパイが必要だ。一般に、日本の技術は、小さい、細かい、複雑、省エネとかいった向きが得意である(一方、考え方が穴にはまり森ビルの電動回転ドアみたいな失敗作もある)。
「最先端技術展」という大それた名称の展覧会が3回にわかれ、地下鉄「外苑前」駅から神宮球場方面に5分行ったTEPIAプラザ(機械産業記念館)で行われている。Part2の終了間近に行く。テーマは6種類。
1.ナノテクノロジーと素材産業技術
2.安心できる社会
3.ロボット
4.環境と共生
5.コミュニケーション技術
6.次世代移動体技術
分野からみても日本の方向はある特定方向に向いている。奇妙なことに日本でもっとも成功した「自動車工業」は最先端とも呼べないのだろう。
特に、ナノと素材の部分はずいぶん進んでいるように思えた(ナノの技術だけなら、お台場の日本科学未来館でわかるが、応用した製品の数々はここの方がわかりやすい)。カーボンナノファイバーなど理論の上だけのものかと思っていたらそうではないらしい。出展されていた製品で、ミズノのゴルフクラブがあった。クラブヘッド上部にナノ繊維を使うことで高速スイングゴルファーの悩みであるクラブヘッドの瞬間的変形を抑えることに成功しているそうだ。ヘッドスピードが秒速48メートル以上のゴルファー用と書いてあるが、私より1割もヘッドスピードの速い方でないと効果が出ないそうだ。むしろ、ナノ繊維をクラブではなく、本物の肩や腕に埋め込んでもらいたいものだ。
ロボット分野では、コミュニケーションロボが出展されている。「ハローキティロボ」は最大10名と同時に話ができるようになっているそうだ。伝説のマルチタスク人間”聖徳太子”だ。ロボットに必要なのは、ボールを投げたり階段を上ったりする能力ではないということが、ようやくわかってきたわけだ。まあ、だからといって家族のかわりにはしない方がいい(理由は様々あるが省略)。
残念ながらPART2は3月23日で終了だがPART3は4月11日から7月21日。しかし、近隣の不透明な国々の産業スパイは間違いなく、この会場を見にきている。実際には、多くの製品は「商品」として販売されているので、ここではなく秋葉原やアメ横に行って現物を買って持ち帰ればいいのかもしれない。(ただしニセ札はお断りだ)
「最先端技術展」という大それた名称の展覧会が3回にわかれ、地下鉄「外苑前」駅から神宮球場方面に5分行ったTEPIAプラザ(機械産業記念館)で行われている。Part2の終了間近に行く。テーマは6種類。
1.ナノテクノロジーと素材産業技術
2.安心できる社会
3.ロボット
4.環境と共生
5.コミュニケーション技術
6.次世代移動体技術
分野からみても日本の方向はある特定方向に向いている。奇妙なことに日本でもっとも成功した「自動車工業」は最先端とも呼べないのだろう。
特に、ナノと素材の部分はずいぶん進んでいるように思えた(ナノの技術だけなら、お台場の日本科学未来館でわかるが、応用した製品の数々はここの方がわかりやすい)。カーボンナノファイバーなど理論の上だけのものかと思っていたらそうではないらしい。出展されていた製品で、ミズノのゴルフクラブがあった。クラブヘッド上部にナノ繊維を使うことで高速スイングゴルファーの悩みであるクラブヘッドの瞬間的変形を抑えることに成功しているそうだ。ヘッドスピードが秒速48メートル以上のゴルファー用と書いてあるが、私より1割もヘッドスピードの速い方でないと効果が出ないそうだ。むしろ、ナノ繊維をクラブではなく、本物の肩や腕に埋め込んでもらいたいものだ。
ロボット分野では、コミュニケーションロボが出展されている。「ハローキティロボ」は最大10名と同時に話ができるようになっているそうだ。伝説のマルチタスク人間”聖徳太子”だ。ロボットに必要なのは、ボールを投げたり階段を上ったりする能力ではないということが、ようやくわかってきたわけだ。まあ、だからといって家族のかわりにはしない方がいい(理由は様々あるが省略)。
残念ながらPART2は3月23日で終了だがPART3は4月11日から7月21日。しかし、近隣の不透明な国々の産業スパイは間違いなく、この会場を見にきている。実際には、多くの製品は「商品」として販売されているので、ここではなく秋葉原やアメ横に行って現物を買って持ち帰ればいいのかもしれない。(ただしニセ札はお断りだ)