ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

しつこい風邪でした… (HG Mr.ブシドー専用アヘッド その4.5)

2009年03月09日 | 現在製作中
 筆者の今回の風邪は胃を直撃するタイプのようで、10日ほどもずっと満腹感が続くという奇妙な体験をしました。胃がふくらんで、ノドの辺りまで上がってきているような感じです。
 久しぶりにお腹が「グ~っ」となって空腹感が出てきた時はとてもうれしかったです。でも、お見舞いのコメントをくださった読者の方がいらっしゃったのはもっとうれしかったです♪ ありがとうございます!

 久しぶりのブシドー専用アヘッドです。すでに後継機の改良型まで登場したというのに…(汗)。
 
 アヘッドは機体のサイズや腕・脚の関節の構造から、ティエレンをベースに開発されたように思えるのですが、どこにもそのような記述はありませんねぇ(?)。擬似太陽炉を積む次期主力機の開発ベースとして、重量級の機体を支える丈夫さとパイロットしだいではガンダムと互角に戦うことができる性能を持つティエレンが選ばれたという裏話があっても良いと思うのですが…。
 写真左:キットの脚の構造もティエレンとよく似ています。ひざ関節の合わせ目を消しておきましたが、接着はしていません。関節がゆるんできたときに分解整備するためです。
 写真右:太もも装甲のパーツの上部は合わせ目にわずかですがすき間ができます。パーツの裏側、黄色い丸で囲った部分に丸い突起(押し出しピンの跡?)があるためだと思われます。この突起をナイフで削り落とすと、合わせ目のすき間問題がかなり改善されます。ただ、これだけでは完全には解決しません(汗)。どうもパーツのはめ込みピンの位置にズレがあるようで…。 


 太ももの装甲は合わせ目部分を接着するかどうか迷いましたが、1/100ティエレンの設定画では太もも装甲に左右分割のラインがキッチリと描かれているため、「ティエレンの血を引く(?)アヘッドの太もも装甲も左右分割だろう」と判断してスジ彫り処理にしました。
 でも後ろ側がかなり違和感があるので、ちょっと後悔…(汗)。

 
 肩の装甲から生えているスパイクは、機体の内側方向の平面になっている部分を削って尖らせました。同時にこの平面に存在するヒケを消すこともできるので一石二鳥です(写真右のオレンジ色斜線で囲った部分がヒケです)。


 写真右側が作業後の状態です。


 前々回に混色した塗料(タミヤアクリルを使用)で赤い部分を塗装中です。塗りやすさと乾きやすさ優先でツヤ消しにしましたが、アニメのアヘッドはツヤありのワインレッドで格好良いですね。最近、「Zガンダム」関連のMGキットやトランザムカラーなどで「グロスインジェクション成型」のキットが発売されていますが、グロスインジェクションで深みのあるツヤありワインレッドに成型されたアヘッドも出たらなぁと思います。

「スライド金型」って、いったい何?

2009年03月01日 | プラモやってて思うこと&ガンプラの歴史
 体調を崩してしまい(ずっと満腹感が続く、風邪?)、1週間以上プラモ作りから遠ざかっています。もうすぐ治ると思うのですが、なかなかしぶといです(汗)。
 というわけで今回は製作記事ではなく、金型についての話です。

 当ブログでも時々登場する「スライド金型」という単語、これについて筆者は何の解説も無しに使っていることに気付きました(汗)。 
「スライド金型」といえば、車のプラモデルのボディーなどで使われていることが多いのですが、最近ではガンプラでもほとんどのキットに使われるようになりました。従来の表・裏の2面の金型では再現できなかった部分にディテールや取り付け穴が設けられるようになったり、従来は2個のパーツを貼り合わせていた腕や脚のフレームを、筒状の1個のパーツに成型できるようになりました。より設定画のディテールの再現度が高くなったり、パーツ数を減らすことによる組立作業の簡略化や強度の向上が実現したりと、「スライド金型」による恩恵は絶大なものがあると思います。


 写真は「スライド金型」で成型されたと思われる、HGガンダムエクシアのひじやひざの関節部のパーツです。ランナーの表裏面に対して垂直の方向に穴が開いているのが分かります。

こちらは「MGシナンジュ」の太もものフレームです。これらの他にも、ライフルやバズーカの砲身・砲口、ビームサーベルの柄、可動式シリンダーの筒など、「スライド金型」による成型のパーツはたくさんあります。

 でも「スライド金型」って、一体どんな金型なのか? ある程度は想像できるのですが、本当はどんな構造になっているのかは筆者にとって長年の謎でした。

 いろいろネットで調べてみると、良い所を見つけました♪
プラスチック射出成型」さんというサイトの「いろいろな金型」のページに、いろんな方式の金型によるプラスチックの射出成型の様子が動画で説明されています。ここの動画をご覧になれば、「おおっ、プラスチック製品ってこんな感じで製造されてるんだ!」と理解できると思います。筆者は動画を見て感動しました♪
 「スライド金型」は金型アニメーションギャラリーの「金型 例1」に当たるものだと思います。
 プラモデルの射出成型機で使用されているスライド金型が、この動画と同じ構造かどうかは定かではありませんが、まったく違うものではないのではと思います。

 プラモデル以外のプラスチック製品の成型工程も興味深いです。時々、家電製品のパーツや日用品などのプラスチック製品で、パイプ状になっている部分の内壁にネジ山が設けられているのを見ることがあるのですが、このような形状の製品がどのようにして成型されているのかも良く分かります。

 筆者はテレビ番組などで最近多く見られる「工場見学」が大好きです。いつかはバンダイさんの工場を見学してみたいと思っているのですが、今のところなかなか実現は難しそうです。でも今回の動画でかなり「工場見学」の雰囲気を味わうことができました。「プラスチック射出成型」さん、ありがとうございます!m(- -)m

 *HKRさん:画像拝見しました! 良い色ですねぇ♪ やっぱり寒色系だと引き締まって見えますね。 完成が楽しみです。また画像よろしくお願いしますね~。