ガンプラ秘密工場(仮)

ガンプラ他、プラモデルを限られた環境下(ノンシンナー)で楽しもうというブログ
 

HGUC ギラ・ドーガ(その2)

2008年12月05日 | 現在製作中
 今回は胸部の組み立てです。HGUCギラ・ドーガは最新鋭のポリキャップ「PC-132」を使用している点を除いては特に目新しいところはなく、最近のHGクラスの標準的な構造になっています。革新的なところはないものの、信頼性の高い可動部による安心感があります(ただし、可動軸の根元付近に開いている穴には強度的な不安が…。バンダイさん、なんとかしてくださいよぉ~)。これってギラ・ドーガの実機(←存在しませんが:笑)のコンセプトにピッタリ当てはまるじゃないですか! 設定とプラモの構造がリンクしているのはなんとなくうれしいなぁと思います♪ 
 
 写真左:首関節部は最近のHGUCでは標準となりつつある、上向きにグイッとスイングできる可動方式になっています。宇宙空間での戦闘がメインである「逆襲のシャア」登場MSには欠かせないギミックですねぇ。その代わり、首パーツの背中側には大きな肉抜き穴が開いています。
 写真右:こちらは旧キットの背中側パーツの首付近を写した写真です。HGUCのようなスイング可動はありませんが、設定画どおりのディテールが再現されています。パイプ状のパーツが縦に2本並んだような形状であることが分かります。

 
 写真左:穴を埋めつつ設定画の形状に近づけるため、ランナーで穴をふさぐことにしました。「D」ランナーのパーツ「1」が付いている辺りに、断面が半円形になっている部分があります。この部分を適当に切って真ん中にスジ彫りを入れ、首パーツの後ろ側に貼り付けました。
 写真右:作業が終わった状態です。本来ならばもう一段パイプ状のパーツが付くのですが、可動の支障になりそうなので取り付けるのはやめておきました。

 後ろから見るとこんな感じです。

 
 胸部の組み立てに難しいところはなく、ストレスなく組み上げることができます。首元の部分はメカ部分と同じガンメタリックで塗るよう説明書では指示されていますが、個人的好みでボディー色のままにしておきました。


 頭部を胸部に取り付けた状態です。首の両サイドに付く動力パイプは設定画とは配置が異なりますが、首周辺の密度感が増していてカッコ良いと思います。


 本来、ギラ・ドーガの動力パイプは節が細かくてスプリングのような感じなのですが、HGUCではザク系MSのようなパイプにアレンジされています。それはそれで良いのですが、成型上の都合で横から見ると平行四辺形になっている部分があります。HGUCグフのヒートロッドがちょうど良い太さとディテールなので交換しようかと思いましたが、労力のわりに効果があまりなさそうな気がしたのでやめました。
 ひざやすねの動力パイプは成型色による色分けがありませんので塗装する必要があります。色調を統一するため、成型色によって色分けされている部分のパイプもタミヤアクリル塗料の「ダークイエロー」で塗装しました。

 前回の補足です。
 
 写真左:頭部上半分のパーツの裏側です。いちばん下の穴の、ちょうど矢印で示した辺りを先の細い棒ヤスリで削っておくと、頭部上下パーツの分解が楽にできるようになります。
 写真右:指揮官機用のアンテナはケガ防止用の突起(フラッグ)を削り落し、正面から見た際に先が細くなるよう側面を削り込みました。