OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

VS2017のConformance mode

2018-09-29 22:14:36 | 雑記
ちまちまと機能を増やしてきた自作のGNSSライブラリが
Visual Studio 2017にしたらエラーを出しまくり動いてくれない.

エラーメッセージを頼りに検索しても,原因がよく判らない.
色々調べてここに辿りつき,やっと解決したのでメモ.

Qiita: FbxSdkがVisualStudio2017でビルド出来なかったお話

Visual Studio 2017では,非標準のC++構文は認めないという
Conformance modeのオプションが,デフォルトでONになったらしい.

 (クリックで拡大)

そんなコードを書いた自分が悪いのだが,エラーを見てもどこが
非標準なのか理解できない.とりあえず,オプションをOFFにして
お茶をにごす.

C++,難しいな.

【追記】もうひとつ備忘録.
Start Without Debuggingで実行したプログラムが終了すると,
「続行するには何かキーを押してください」のメッセージなしで,
すぐにコマンドプロンプトが閉じてしまう.

これは,Linker->SystemでSubSystemにConsoleを指定すると,
元に戻る.

 (クリックで拡大)
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RTKLIBの自動起動

2018-09-02 11:23:49 | RTKLIB
Raspberry Piだと,rtkrcvやstr2strなどのコマンドラインツールを
起動時に簡単なスクリプトで自動的に実行することができる.

しかし,PC版のrtknaviやstrsvrはGUIの画面でスタートボタンを
クリックする必要があり,自動的に実行することができずに不便だ.

そう思っていたら,「-auto」オプションがあることを教えていただいた.

tomojitakasu/RTKLIB: Autostart of STRSVR

Version 2.4.3では,rtknaviにもautoオプションが付いている.
以下のコマンドを実行すれば,rtknavi.iniファイルの設定を読み込み,
自動的にスタートボタンが押された状態でrtknaviが起動する.

> rtknavi -auto

とても便利!
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bladeRF 2.0 micro

2018-08-28 07:28:36 | ソフトウェア受信機
nuandのサイトにbladeRF 2.0 microの情報がでた.
Storeにも掲載され,購入可能.

nuand: bladeRF 2.0 micro



49kLEのCyclone Vを搭載したバージョンが定価で$520と高めの設定.
同じAD9361を搭載したUSRP B210と比べると1/3の価格だけど,
買うかどうかちょっと悩む.

TX,RXともに,bias-teeが内蔵されているのは嬉しい.
アンテナポートから同軸ケーブル経由でLNAに給電できる.

nuand: Bias-tee Low Noise Amplifier

国内では構造計画研究所で扱ってくれるのかな?

構造計画研究所:ソフトウェア無線(SDR)プロダクツ
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BladeRF Micro

2018-08-26 19:59:33 | ソフトウェア受信機
DEF CON 26で新しいBladeRFが発表されたらしい.



最近のSDRの流行にならって2x2 MIMO対応.
フロントエンドはAD9361との情報.
FPGAはCyclone V.
MPSoCではないのが少し残念.

公式サイトにはアナウンスなし.
同スペックのLimeSDRが$299のところ,いくらで販売するのかな?

【追記】Tシャツ,欲しいかも.

99designs: T-shirt contests / Nuand



【追記2】データシート発見.「bladeRF 2.0」が正式名称?

nuand: bladeRF 2.0
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OpenLST

2018-08-18 09:40:40 | 小型衛星
Doveなどの超小型衛星で構成されるコンステレーションを
運用しているPlanetが,CubeSat向けにオープンソースの
UHFトランシーバを公開している.

Planet: Planet Releases OpenLST, an Open Radio Solution



ToFでのレンジングも出来るようなので,面白そう.
夏休みの工作として,作ってみよう.

ところで,LSTは何の略なのだろう?

【追記】Planetは,Planet LabsがTerra Bella(旧Skybox)と
Blackbridgeを買収して出来た会社.Doveの他に,RapidEyeと
SkySatを運用している.

【追記2】LST = Low-Speed Transceiver
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MOMO2のGPSデータ

2018-08-17 11:13:43 | ロケット
MOMO2号機のテレメトリがOpenMOMOで公開されています.

OpenMOMO: MOMO_TF2 / telemetry_csv / UHF

Firefly GNSS受信機の測位情報も含まれているので,プロットしてみました.
CSVファイルの測位情報はECEF座標系のため,測地系に変換し高度をプロットします.
高度の計算では,リフトオフまでの測位情報の平均値を基準点としています.

(クリックで拡大)

冗長系として3台の受信機を搭載しているのでしょうか?
それぞれ異なる測位結果ですが,傾向は一致しています.

リフトオフ前,射点で静止しているときも,高度が緩やかに変動しています.
これは主に地表やランチャなどからのマルチパスの影響かと思われます.
また,Fireflyは高加速度での信号追尾のために,追尾ループの帯域を
広くしています.そのため,測位結果のノイズは大きくなる傾向があります.

リフトオフ後,15mほど上昇してから落下している様子が捉えられています.
高度の基準は,射点で直立した状態でのフェアリング部に搭載されたFireflyの位置です.
落下後のフェアリング部は地表まで落ちるため,高度がマイナスの値を示しています.
MOMO2号機の全長が10mですので,落下後の高度が-10m程度なのは妥当な値です.

MOMO2号機のトラブルは残念でしたが,Firelyもテレメトリシステムも
墜落炎上の直前まで正常に動作していたようです.

MOMO3号機では,Fireflyが高度100kmの到達を知らせてくれることを期待しています.

【追記】ささやかながら3号機の支援.

CAMPFIRE: 続ける。宇宙への挑戦。みんなの力でMOMO3号機を飛ばそう!

【追記2】水平方向の測位結果もプロット.落下時は北西方向に倒れ込んでいる?

(クリックで拡大)

【追記3】墜落後の写真を見つけた.



スカイヒルズや工場が写っていないし,影が落ちる方向から考えると,
ランチャは東向き?そうであれば,ロケットが倒れ込んだ方向も
測位結果と一致する.
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GNSSロガー

2018-07-21 14:36:04 | 雑記
CSG ShopのNEO-M8T基板は安価でとても便利なのですが,
RAWデータのログにはUSB経由でPCに接続する必要があります.

CSG Shop: UBLOX NEO-M8T TIME & RAW RECEIVER BOARD WITH SMA

屋外観測でノートPCを放置しておくのも心配ですし,
この炎天下では壊れてしまいそうです.

そこで,SparkfunのOpenLogを使って,簡易的なGNSSロガーを
製作してみました.OpenLogは国内だとスイッチサイエンスから
購入できます.

スイッチサイエンス: OpenLog

電源はモバイルバッテリーを使って,USBコネクタから給電します.
OpenLogには,NEO-M8T基板についている1.25mmピッチの
スルーホールで接続します.しかし,この5V端子にはダイオードが
付いていて,入力しかできません.そこで,まずはこのダイオードを
外し,0オームの抵抗でUSBバス電源が出力できるようにします.



ケースを3Dプリンタで出力.



NEO-M8T基板とOpenLogを詰め込みます.
OpenLogへのデータの書き込みは,スライドスイッチで制御します.



どんどん作るよ!



【追記】このGNSSロガーの消費電力では,大抵のモバイルバッテリーで
オートパワーオフ機能が働いてしまい,動いてくれません.そんな中,
動作確認が取れていてお勧めなのは,AnkerのPowerCore+ miniです.

Anker: PowerCore+ mini

cheero Canvasという選択もあるけれど,サイズやデザイン的に,
こちらが好み.
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All Your GPS Are Belong To Us

2018-07-14 16:50:14 | GPS Signal Simulator
久しぶりにgps-sdr-simのアクセスが増えている.多分,これが原因.

Forbes: This GPS Spoofing Hack Can Really Mess With Your Google Maps Trips

リンク先のペーパーを読んでみると,車にSDRを搭載して,
実際に屋外でGPS spoofingを試したらしい.

USENIX Security '18: All Your GPS Are Belong To Us: Towards Stealthy Manipulation of Road Navigation Systems

中国国内で許可を取ってspoofing信号を放送したと書いてあるけれど,
本当にそんなことが許可されるのか半信半疑.

GPS spoofingに使われているツールは,Raspberry PiとHackRFを
組み合わせたWALB.中身はgps-sdr-simの再生ツールです.

GitHub: crescentvenus / WALB

【追記】論文タイトルの元ネタはこれ.

Wikipedia: All your base are belong to us

【追記2】なぜVirginia Techなんだろうと思っていたら,
Mark Psiaki教授,CornellからVTに移っていたんだ.

Virginia Tech: AOE Home / People / Faculty / Mark L Psiaki
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SDR for Engineers

2018-06-17 08:55:04 | ソフトウェア受信機
Analog Devicesがソフトウェア無線のテキストを無償で公開している.

Analog Devices: Software-Defined Radio for Engineers

プラットフォームはPlutoSDRで,信号処理にはMATLABを使っている.

コミュニティー向けのサイトもオープンするみたいだけれども,
まだコンテンツは何もない.

https://sdrforengineers.github.io/
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RSPduo

2018-05-30 23:15:05 | ソフトウェア受信機
SDRplayからデュアルアンテナのSDRが発売された.

SDRplay: RSPduo



SDRplayの製品は評判が良いので興味があるけれど,
デュアルアンテナでの帯域が最大で2MHzなので
GNSS信号を受信するとなると少し残念.

【追記】やっぱり面白そう.

SDRplay: Signal Adaption using the RSPduo
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