OSQZSS

オープンソース準天頂衛星(QZSS)受信機

Interrupt Driven UART for DE0-Nano

2012-07-14 20:51:34 | FPGA
FT232Hの基板を発注する前に,ストロベリーリナックスのキットを購入して
実験することにしました.

ストロベリーリナックス: FT232H(1ch)高速USBシリアル変換モジュールキット

設計中の基板と同じピン配置になるように,ジャンパワイヤ100本セットを
活用して,がつがつと繋げて行きます.

スイッチサイエンス: ジャンパワイヤ100本セット(メス~メス)

わさわさ.



デフォルトでFT232HはUSBシリアル変換として動作するので,まずはNios IIに
UARTを追加することにしました.Namuru-Nanoの一緒に動かすのにpollingでは
堪らないので,interrupt drivenにします.

毎度のように,Sim's blogの解説にしたがってNios IIを実装.
今回は,さらにUARTのモジュールを追加します.

ソフトウェアの方は,リングバッファにデータがあれば,transmission ready
interruptをenableして,割り込み毎にtxdataレジスタにバッファのデータを
一文字ずつ書き込みます.リングバッファが空になれば,interruptをdisable
しています.レジスタの機能などは,Quartus II Handbookを参照してください.

Quartus II Handbook: UART Core

UARTを利用したシリアル通信は,他のマイコンでも何度も実装しているため,
特に問題なく動作させることができました.

(クリックで拡大)

今回作成したプロジェクト一式は,下記のリンクからダウンロードできます.

http://www.sensorcomm.co.jp/osqzss/fpga/ft232h/ft232h_uart.zip

これでJTAG-UARTから開放される.

次は同期FIFOによる高速データ転送を試してみます.

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搬送波位相の生成

2012-07-14 17:56:17 | ソフトウェア受信機
偶然にも同じタイミングで,あちらこちらから搬送波位相観測値の
生成について質問を受けたのでメモ.

これまでにいろいろなテキストや論文を調査しましたが,
下記の論文が参考文献としてベストです.

Psiaki, M. L. and Mohiuddin, S., "Modeling, Analysis, and Simulation of
GPS Carrier Phase for Spacecraft Relative Navigation", Journal of Guidance,
Control and Dynamics, Vol 30, No 6, Nov-Dec 2007.

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