通勤電車の往復でやっと読み上げました 石井妙子の”原節子の真実”。
戦前戦後の激動の時代に君臨した、伝説の大スタ―原節子の息遣いが聞こえるような力作でした。
と、同時に映画に夢中になっていた 当時の世相のあれこれが、鮮やかに想い起こされました。
未だ 電気掃除機も炊飯器も、洗濯機もなかった時代です。東映、日活、大映、松竹、東宝映画 5社協定なるものがありました。映画の全盛期で、私は高校の授業をサボって、映画館に入り浸っていました。
余談ですが”コンドル”のあだ名の和田担任は、元NTT社長、和田紀夫氏のお父さんです。
或る日、私は、理由を告げられないままに 広い運動場の真ん中で激しい往復ビンタを受けました。その後、同窓会の度に 先生曰く「憎くて殴ったのではない・・・」。
このエピソ-ドをするとN氏「憎くて 殴られたんだよ。」
今は二人とも、鬼籍。真実の程は分かりません。
石井妙子氏は、昨年5月出版された”女帝小池百合子”でも話題になっているノンフイクション作家です。去年、私も一気に読み上げました。15万部を売り上げたベストセラ―です。
小池百合子の学歴詐称を裏付ける事例が綿密な調査をもとに書き上げられています。
場合に拠っては出版元の文春が「名誉棄損」で告訴される可能性もあるようですが、今回 ”女帝小池百合子”が 第52回大宅壮一ノンフイクション大賞に決まった事から、事態はどう展開していく事やら?興味は尽きません。
私も、3年がかりで”名誉棄損”で訴訟中です。7月には結論が出ます。
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