「成せばなる 成さねばならぬ何事も 成らぬは人の 成さぬなりけり」 ”コンドル”のニックネ-ムを持つ中学時代の学級担任、和田忠孝先生の口癖でした。確か米沢藩の上杉鷹山の言葉。
45歳頃?わたしも未だ若い!恩師を囲んで、東京での最後の同窓会の様子。
先生に、暑い夏の或る日、広い校庭の真ん中で、鼓膜が破れそうな激しい往復ビンタをもらいました。 痛さより、部活の野球部男子の視線が、気になったことを覚えています。 15歳。放課後、私服で学校に来たという理由。 「問答無用」 そんな時代でした。
同窓会の度に「憎くて殴ったのではない・・・」。先生にも、忘れがたい出来事の一つだったのでしょう。この話しをすると、今は亡き某男性曰く。「憎くて殴ったんだよ」。「そうかしら?そうかもしれない」。そう言えば、当時といえども、女子はあまり殴られることはなかったような・・・。「農舎」と言うあだ名の荒木先生にも、片頬でしたが強く引っぱたかれました。私、生意気だったのかしら?今となっては、佳き想い出。
ちなみに先生は、元NTT社長の和田紀夫氏の父親。当時、紀夫氏は県立防府高校「秀才三羽鴉」と言われていました。私の従兄弟、宮川昌夫もその中の一羽。残りの一羽、森田氏は、既に鬼籍へ入られています。