午後。
向かったのは、三浦郡葉山町の葉山郷総鎮守森戸神社。
秋谷神明社よりちょっと車を走らせればそこは葉山。
御用邸などで知られる、自然の景観豊かなトコロです。
この辺りでは「森戸大明神」として知られており、近くまで来たならば是非足を運びたいと思っていました
御祭神は
大山祗命
事代主命
千貫松。
ここから、再び横須賀道中。
目指すは…安房口神社。
周辺は住宅街で、その合間にひょっこり山がある、といった環境。
…なのですが、、
安房口神社は吉井・明神山の山頂に鎮座する霊石を御霊代として拝する特殊な形態を持つ神社である。
御神体とする霊石は、安房国(千葉県)鎮座の安房大社の御祭神である天太玉命の霊代として、東国鎮護のために安房国より吉井明神山の山頂に出現飛来したと伝えられる。その巨石の面が安房国を向いているという事から、古来より安房口明神と尊称してきました。
(安房口神社of叶神社公式ホームページより抜粋)
…とあり、また
創立は詳らかでないが、巨石を以てご神体と仰ぎ、社殿を設けず、神社建築史上からいっても原初的な形態をなしていることなどから、古代の鎮座であることは信憑性のあることであり、又古代の信仰形態を現代にまで伝えている珍しい神社でもある。
(抜粋同上)
とあるように、原始の形態を留めた珍しい神社です。。
鬱蒼とした森を抜け、
鳥居をくぐると…
柵に囲まれたご神体。
鎮まったなかにも、どこか身の軽くなったような感覚のある空間。
横須賀という地の、古代における役割は…などと、想いを巡らせるのもまた一興かも、しれません。。。
そして、この日の最後に参拝させていただいたのは、やはり西叶神社。
昨年の「神社おそうじ隊 横須賀」において対岸に鎮座する東叶神社と共に参拝させていただいた記憶もまだ新しく
今回初の「ご当地隊」のいわば大トリを飾っていただきました
変わらぬ何かを、確認する。
そういう役割も、この規模の神社にはあるのかもしれません。。。
さて、
初「ご当地隊」の今回、地元をナビゲートしていただいたIさんのご協力もあって、大変に充実した「おそうじ」となりました
Iさんは何度も「おそうじ隊」に参加いただいている方なので、こちらの意図も思惑も多くを語らずともよく、ノビノビとした横須賀巡拝をさせていただくことができました
本当に、ありがとうございます
また、改めてこの現在「横須賀」と呼称される地域の奥行きが垣間みることができました。
それは同時に、神奈川(相模國)のかつての(本来の)姿をも、垣間みることになっているのだと、思います。
またそれは、どこのどの地域でも変わらず、ほんの少し視点を変え、ほんの少し時空のタテヨコに想いを巡らせれば、いかに芳醇な蓄積がそこに成されているのかに、気づくことができるということでも、あるでしょう…か。
そして…
すでに「ご当地隊」第2弾は決定しています
2012年8月28日~30日で、近江です。
当初は、来年以降の下見…の予定でしたので、こっそり実行(笑)のつもりでしたが、急遽方向転換しての今回。
近々また別に記事を書かせていただきますけれど、ボクは大変に愉しみにしております。
「ご当地隊」は、「伊勢」「出雲」にも御参加していただいているAさん
エネルギッシュな方ですので、すでに多くの情報を供給いただいています
「近江」と「神社」という図式にピンとこない方もいるかもしれませんが…そういう方も、よければ是非どうぞ。。。
そして、10月14日~16日はいよいよ番外編・熊野です
こちらも、また別の記事にて詳しく…。